[2004年4月9日] 鹿湖郊遊徑〜牌額山
(Luk Wu Hiking Trail〜Pai Ngak Shan)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=MTR彩虹-(MiniBus)-西貢-(Taxi)-西灣亭(吹風アウ)-鹿湖郊遊徑-
-牌額山-北潭凹-(Bus96R)-西貢-(MiniBus)-MTR彩虹

参考資料=「西貢及清水湾 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日4月9日からEaster Holidayの4連休、初日の今日は久しぶりに“西貢東郊野公園”(Sai Kung East Country Park) の内の“鹿湖郊遊徑”(Luk Wu Hiking Trail)を歩く。参加者13名、朝の気温19−21度湿度83%。出発時、霧雨模様のイヤな天気! “鹿湖郊遊徑”は2002年9月1日に歩いたが、あの時このコ−ス途中にある“牌額山”(Pai Ngak Shan)と云う山に登れなかったので今回はこれも目指す。“牌額山”は以前何回も登った“大枕蓋”(Tai Cham Koi)と北東側に向き合う様にして立つ山で、その二つの山の谷間を“鹿湖郊遊徑”が走っている。

MTR駅の“彩虹”(Choi Hung)からミニバスで“西貢”(Sai Kung)へ。そこからはタクシ−で“西灣亭(吹風アウ)”(Sai Wan Ting)まで。“西灣亭”は“吹筒アウ”(Chui Tung Au)を経由してMHT-2-に至る主要ポイント。タクシ−はここの東屋前が終点、その手前にある“鹿湖郊遊徑”標識からスタ−ト。しばらく丘陵地帯を歩いて大きな沢に下る。地図上ここが“鹿湖”、そこから再度丘陵地帯に上がってしばらく行くと、三叉路に出て右手に行くと“赤徑”(Chek Keng)方面へ至る。“鹿湖郊遊徑”はそのまま直進の階段登りと続く。かなりの急階段が続きやつと峠の上に辿り着く。ここからしばらく平坦な道のあと再度階段を少し上がった所、今回注意していたらここ右側にどうやら“牌額山”への登山口らしい道を発見! 若干のヤブ中歩きになるが、スム−スに頂上を目指すル−トは続く。肩まで登ったら頂上までは一直線のガレ道。すぐに400mの頂上に立った。シャ−プピ−クや“大浪灣”(Tai Long Wan)など想像した以上に素晴らしい景観が待っていた!

下山は真下の“鹿湖郊遊徑”と平行して尾根を下り、もう一つのピ−クから南側の“鹿湖郊遊徑”に合流する予定だったが、天候も回復してきたので予定変更して進路を北にとり、“北潭凹”(Pak Tam Au)への尾根道歩きとした。過去何回も“大枕蓋”へ向かって歩いたコ−スの逆行だ。小アップダウンの尾根道下りも雄大な山並と“赤徑”や“土爪坪”(To Kwa Peng)の湾を見下ろしながら快適な歩きが続き、最後“北潭凹”のバス停前に到着。わずか6q程でコンパクトな歩きながら変化も多く、景観も素晴らしいものでした。今日の締めは“西貢”で久しぶりにお馴染みMrs.Susannaのステ−キハウス。
(MHT-2-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-2-) 

《写真上にマウスを乗せると画像NO.が出ます。写真をクリックすると大きなサイズに!》
↓先ずは“西灣亭”で出発前の記念写真、いつもはここの東屋をバックに撮るが今日は沢山のハイカ−で混雑状態! ちょいと手前にある“鹿湖郊遊徑”の標識から階段を登り始める一同。すぐに視界が開けガスの彼方にシャ−プピ−クが。しばらく赤土のガレ道丘陵を行くと間もなく前方に目指す“牌額山”の威容! ここから見るとなかなか立派な山姿だ。、、、ガレ道は下り坂となり右手下方に小さな貯水池。 

↓道を下った所にあった大きな沢、地図上ではこの辺りが“鹿湖”らしい。沢を渡って階段を上がると今度は林道に出る。途中の案内棒には鹿のマ−ク! 林を抜けて再度丘陵地帯の荒れた道を登って行く。左手前方の谷間には小さな滝も見える。やがて左手山にこれから登らなければならない階段を睨みながらコ−スは一旦下って三叉路に立つ標識点へ。“鹿湖郊遊徑”は直進の階段登り、右手に行くと“赤徑”へ。以前ここから“大蚊山”(Tai Mun Shan)へ行ったこともあったな〜!

↓この階段がきつい! 以前の記憶がよみがえる。覚悟を決めて登りだしたッ! 途中たまらず足を止めて振り返ると今歩いてきた道、、、やっとこさ階段も終わり峠の上に立つ。北側遥か彼方には“赤徑”の湾も見える。この峠でしばし小休止の後、しばらく平道を行くと数十段の階段、、、

↓ちょうど階段を登り切った直ぐ右手に草の踏み跡! どうやらここが“牌額山”への登り口らしい。斜め前方に頂上へのル−トも望める。標識もなくウッカリすると見逃すような草の踏み跡からヤブの中に入り込んだら意外とハッキリしているル−トだ。そのまま登って行ったら予想したより簡単に肩付近に辿り着いた。右手には“大蚊山”とその向こうにシャ−プピ−ク! 肩から目前のピ−クを目指してガレ道を登る一行。

↓“牌額山”400m頂上には三角点はなかった。ガスっぽい天気だが予想以上に素晴らしい眺め! 北側下に広がる“赤徑”の海、、、東側遠方には“大浪灣”、、、直下には“鹿湖郊遊徑”とその向こうは“大枕蓋”、、、小休止と記念写真を撮って西側に下山開始。尾根伝いにそのまま下ると最後のコブ山に至る。 

↓“牌額山”の尾根に連なる最後のコブまで来たら、ここで予定では南側下の“鹿湖郊遊徑”に合流する筈だったが、天気も何だか回復してきてるので予定変更して北側の“北潭凹”への尾根道歩きとした。結果は正解! 小さなコブを登ったり下ったりしながら両側に広がる高原の眺めを満喫、心地よい涼風に身体を委ねながらの下山が続く。右手東側に迫るシャ−プピ−クの威容!

↓以前何回も歩いた“大枕蓋”への逆行コ−スだが、あれは左手下を走る山麓ル−トなのでこれほどの雄大な感じはなかったが、、、この尾根歩きは実に素晴らしい。直下に“土爪坪”の海が迫った頃、高原尾根歩きも終りに近づく。間もなくバス道路に下山、“北潭凹”だ! 標識はMHT-2-の終点、つまりステ−ジ3のスタ−ト地点。バスを待ちながら今日のビ−ルは何処で? と早くも心配する面々!

↓“西貢”でバスを降り、久しぶりにMrs.Susannaのステ−キハウスへ。現在のメンバ−は殆どの人がこの店は初めて! 肉とビ−ルと赤ワインでいつものとうり盛大な打上げでした。


“牌額山”(Pai Ngak Shan)400mは良い山だった。頂上には三角点もないし、登山口の案内も何も無いのが何だかもったいないような気がする。近くの“大枕蓋”(Tai Cham Koi) は比較的名も知れているだけ今日も登山者の姿が見えたが、こちらは人っ子一人見えなかった。そう云えば香港にはそんな“気の毒な山”が所々にあったな〜! 先週の鳳凰笏頂近くの“無名山”、ランタウ島の“老人山”傍の“無名山”など、その他、、、あっちこっちに。
下は以前の関連レポ−トです。
[2003年9月28日] 大枕蓋
[2002年9月1日]鹿湖郊遊徑

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