親鸞会批判の真実

投稿：平和のためになぜ戦争？

死が怖くなる

私は、現在親鸞会の会員です。

サイトを拝見し、私の体験談もなにかの参考に聞いていただこうと思い、投稿を致します。

４人姉妹の次女に生まれ、両親と祖母、にぎやかな７人家族の中で成長しました。

楽しい一家団らんの中で、しかし、家族といえど、いつまでも一緒にはいられない。いずれは別々に暮らし、死ねば永遠に会えなくなる。しかも、死ぬのは大人が先とは限らない、４人姉妹の誰かかもしれない、それは自分かも知れない。
そう思うと、急に背筋が寒くなったのです。

私の死に対する怖れは、だんだん強くなっていき、死亡のニュースを聞くと、自分の死を連想し、友達と遊んでいても、皆いつか死んでしまうと思った途端、目の前の景色が色を失いました。

小学６年では、初めて歴史の教科書を開き、暗い気持ちになりました。こんなにも多くの人が死んでいる。歴史の教科書に出てくる人名は、もちろん今はいない人ばかりです。
歴史に名を残した人だけでもこれだけの人が、過去生きて、そして死んでいったのか。
そう考えると、教科書が、まるで死者の名簿に見えました。

中学で宇宙の映像を見ました、今見えている光は何万年も前の光、何十億年という星の歴史、あの星たちに比べて私の命は何て短いのかと感じると、冷や汗が流れ、全身に痛みが走りました。

死を意識すればするほど、絶対に死にたくない。でも、死なねばならない。
それなのに、なぜ生きねばならないのでしょうか。人生の目的を必死に考え、周りの大人にも聞きましたが、分かりませんでした。

渡米直前に親鸞会にあう

いろいろと考えた結果、人の役に立つ仕事に人生の意義を見いだそうとしました。
「多くの人命を奪う戦争をなくしたい」
「平和のために作られた国連で働きたい」
と思うようになりました。

ところが、英語習得のためのアメリカ留学を控えた高校１年の冬、湾岸戦争が起きました。国連の承認した軍隊が、イラクを攻撃したのです。

衝撃でした。平和のために、なぜ殺し合うのか。一体、何が善で、何が悪なのか、分からなくなりました。
私が今、進もうとしている道は、本当に人生懸けて悔いのないものなのだろうか。
疑問を抱えたまま、留学の説明会に参加し、先輩から言われました。

「アメリカで宗教を聞かれたら、無宗教って答えないほうがいいよ。何も信じてなくても、仏教徒って言ったらいい」

確かにわが家は、浄土真宗の門徒です。でも、
「仏教ってどんな教え？」
と聞かれたら、何と答えたらいいのだろう。

仏教を知りたいと思っていた高校２年の５月、チラシを見て、近所の会場で行われていた、親鸞会主催の高森先生ご法話に参詣したのです。

すべての人の後生に、大変な一大事がある。その一大事の解決が、仏教を聞く目的であり、人生の目的なのだ、とお聞きし、驚きました。

自分を苦しめてきた後生暗い心が苦しみの根元であり、その解決が人生の目的だったとは。

親鸞会の会員として

それから続けて親鸞会のご法話に参詣し、親鸞会会員となりました。

大学に進学しても、親鸞会会員として、親鸞聖人の教えを聞法しました。

今、とても充実しています。浄土真宗の教えが、こんなに素晴らしい教えだと言うことは、まったく想像もしていませんでした。

多くの日本人は、無宗教といってもいいかもしれません。なのかもしれません。しかし、そのままではよくないと思います。

国連の職員になると言う夢から、今は一人でも多くの人に、この親鸞聖人の教えを知って貰いたいと思うようになりました。

私以外に投稿されている体験談を読んでみると、人によっていろいろ仏法を聞こうと思う動機は違うのだなと思いました。

親鸞会に入る人は、こんな人、仏教を聞くような若者はこんな人という固定観念通りではないと思います。

そういう何かしらの思いこみから、固定観念があるからこそ、子どもが親鸞会の会員だったと聞いたときに驚き、心配されるのではないでしょうか。

一人一人が、真面目に人生を見つめ、自分で考えて選択されたことです。
私は自分の心にウソをついて生きたいとは思いません。信ずる道を歩きたいと思います。