週末の成果

「DTMプロジェクト」のために、とりあえず色々調べ事。

まず、Linuxをプラットフォームとする場合は、VSTは諦めた方がいい。

元々、Windows/Macの規格なのだが、FSTという処理系は存在している。あれこれ苦労して、IA32の上で動くところまでは持って行ったのだが、X86_64では動いてくれない。能力的には「僧侶」も動くらしいのだが、常用環境のX86_64で動かなきゃ意味がない(今さら2GBまでの空間で苦労したくない)。32bit版WindowsのいろんなソフトはX86_64 Linux上のWineでも動いているから、動かして動かないってこともないのだろうけど、今のところは動いてない。

このためにIA32の環境を用意しようかとも思ったのだけど、それならWindowsマシンを動かしてしまっても同じことなので、わざわざやる意味がない。そんなわけでVSTをLinuxで使うのは諦めることに。

ついでにVSTものをいろいろ調べてのだけど、興味深いものは多数あるのだが、やっぱり肝心なところは「あの程度」でしかない。Windowsでhackすればいろいろ面白いんだろうけど、Windowsのhack自体あまり力が入るものじゃないので、VSTはVSTiをLinux上から制御するという時まで忘れることに。商用の音源とかいろいろいいものがあるので、まるっきり手を出さないということもないが。

また、Linux上のMIDIは結構面倒臭い。操作の原理とかは、

The Linux MIDI-HOWTO

とかに情報があるのだが、やってみると面倒臭い。他人様のソフトを使えるところは、そういったものを使うのがいいのだけど、どうもどれを見ても「帯に短し襷に長し」で、使い込む気が起きない。なんでもかんでも自分で作るのは、いろんな意味でムダなんだがな。一番残念なのは、X86_64上ではマトモに動かないものがあるということかも。

そんなわけで、

入出力はプラグインモジュールにする

という、諦めたような開き直ったような方針にすることに。まー、全モジュールがそうなるだろうけど。