「入門Office Open XML」

面白そうなので買ってみた。

私はこれはOpen OfficeのXMLについての解説だとばかり思い込んでいたのだが、よーーーーーく読んでみると、

Office 2007のXMLの解説だった orz

名前がまぎらわしいんだよ(-_-)

しかも、御丁寧にサンプルがJavaで書いてある。これがC#とかだったらもっと早く気がついたのかも知れないのだが、MSがJavaかよ… って書いたのは東芝の人らしい。

なんてことをやっていると、もしかして、ISOの投票で規格採用側に投票した奴等、OOXMLのことを

Open Office XML

だと思い込んで投票してないか? とか思う。

ISOの投票なんて実は結構いい加減で、投票権のある国に標準化組織(JISみたいなもの)がなかったり、あっても当該規格に関しての委員会がなかったりしていても、「1票」になったりする。「OOXMLの投票について」という文書が来た時に「ああ、Open OfficeのXMLね」とか思って投票する国があっても、全くおかしくない。

知っててよくヲチしていてもこうなんだから、「あーはいはい」的にやってる奴等が混同しても全くおかしくないぞ。

まー、間違えて買ったけど、それなりに興味深く読めた。こういった間違いでもない限り読むことはないものだから、そういった意味では「いい間違い」だったと思う。

とは言え、元のOOXMLの規格書が6000ページとかいう記述を見てまた萎えた。COBOLの最新規格のドラフトが約1000ページ、SQLの最新規格が約2000ページというので結構萎えるのだが(規格委員会も萎えたらしく、日本語化は諦めたそうだ)、6000ページって、どんなんだよ。投票した奴等、賛成も反対もロクに規格読んでないだろ…