CXの謝罪番組

ここのところ、「おわび」の番組が多い。

その根底には「数字さえ取れればいい」という、民放の都合がある。いや、正直な話、テレビに勤めている時は末端の技術者であっても、視聴率やCMの埋まり方を見て一喜一憂してたもんだ。だってボーナスにモロに響くんだから。

でまぁ捏造が今時問題になるわけだが、元テレビ屋としては「どこが悪いん?」と言いたくなる。民放テレビなんて娯楽のためにあるのだから、本気で見る方がおかしい… と言ってしまえば身も蓋もない。しかし、民放にモラルを求めるのは木に寄りて魚を求むようなものだと思っておくのがいい。だいたい「画になるように」とかっていろいろな小細工をするわけで、どこからが捏造でどこからが演出なんて、「どこからがワイセツか」みたいな曖昧さがある。

最近はその辺が問題視されて、「おわび番組」があったりするのだが、結構多い。それはもう民放の体質上しょうがない。

そこで逆に考えてみよう。

民放の本質は娯楽であり視聴率稼ぎによる営業である。だから、捏造体質なんて直りっこない。だからもう開き直ってしまう。そして土曜日の夜あたりに「今週の捏造」とかとゆーレギュラー番組を持って来る。噂によると「おわび番組」はそこそこ数字が取れるみたいなので、レギュラー化してスポンサもつけちゃう。視聴者は捏造がわかるし、局は数字が取れる。こんなおいしい番組も少ないと思うが。

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