設立登記

いろいろ手間どったが、会社を登記して来た。と言っても、完了するのは12日で、今日は法務局に書類を出しただけなんだけど。

会社設立の書類は今までいくつも書いて来たのだが、今回はありえない程もたもたした。かなりの部分を自力でやったということもあるのだが、一番アレだったのは「電子定款」という方法を使ったから。

「電子定款」という方法を使うと、公証人に払う金が4万円少なくて済む。ところが、電子定款を発行してもらうための手続きは、電子署名で使う証明書の関係から、行政書士でないと出来なさそう。だから、全部自分で書類を書くと、「4万円安く」が使えないので、行政書士に頼むことになる。そこはうまくしたもので、「電子定款25000円で引き受けます」という事務所の広告がいっぱいある。つまり、15000円安くなるわけだ。で、サービスとして他の登記に必要な書類の一切を作ってくれたりする。結局、25000円で全書類が作ってもらえるわけだ。

「電子定款」だと、公証人に渡す定款の原本にだけ実印を押せば済む。昔登記した時には山のように実印を押した気がしたのだが、それがいらなくなったというのはメリットだ。初めて会社を作った時に、「会社役員ってのは実印押すだけで一仕事だな」と思ったのだが、今回はぐっと少ない。

ところが厄介なことに、電子定款を作ってもらった後でしか、他の書類は作ってもらえない。電子定款でない時には「大押印大会」を開いて、必要書類にまとめて発起人の実印を押しまくるということをやったものだが、今回はそれができない。そのことに後から気がついて、直前になって送られて来た書類に実印押したり印鑑証明を別途もらったり(定款と登記で2通必要)と、もたもたすることに。発起人のところに2度行くことになり、時間もかかってしまった。

まぁそんなこんなでモタモしながらも、なんとか登記をすることが出来たので、これで一安心。ドメイン申請もしたし。

ドメインと言えば、決算広告は当然ながら電子広告を選択した。ところが、その時点ではまだ会社が登記されてないわけだから、co.jpなドメインでのURLが届け出られない。しょうがないので、予防取得しておいた「wasp-corp.info」のURLを書くことに。ちなみにwasp- corp.comはタッチの差で他に取得されていた。これはnacl.co.jpの時と同じだ。

社名は「WASP株式会社」としました。前株でないのは、ドメインで「wasp.co.jp」は取得されていたので、「wasp-corp.co.jp」で取得することにしたから、それとの整合性を取るため。

じゃ、「そのWASPって何だよ」という話だが、これは「WASP Application Service and Procuct」という再帰的な名前。waspは辞書でひくと「アシナガバチ」という意味。なんでアシナガバチかと言えば、アシナガバチは女王蜂一匹で巣を作り始め、それをだんだんに大きくして行くから。ミツバチは子分を引き連れて「分蜂」をして、最初からそれなりの規模の巣を作るのだけど、アシナガバチはそうじゃない。一人で会社の全てをやることになる私にはふさわしい。