上野公園方面

せっかく天気のいい休日なので、昼寝をしないで出掛ける。

国立博物館(科学博物館じゃない方)へ行く途中の噴水のあたりで、なんか「昭和の香りのする人達」がいた。

「昭和の香り」と言っても、「三丁目の夕日」くらいの古いのではなく、私が学生時代くらいの「つっぱり」な人達。リーゼントきめてる人やら、「竹の子」風味の人やら。一言で言えば、「横浜銀蝿」とかそんなのを想像すると良い。いわゆる「ロックンロール野郎」という感じ。

それがなんと、

高齢化

している。要するに、あの当時リアルタイムだった我々と同世代なのだ。つまり、おっさんおばさん。集まって踊っているところの近くで、ガキが「おかーちゃーん」とかやってるのだ。とてもシュールな一角だった。

この他にも、動物園の前のあたりの広場には、裸に腰布だけで全身白く塗った男がわけのわからんパフォーマンスをしていた。それを、耶蘇の糞婆(普通はシスターと呼ばれる)の一段が、ジロジロ見ている。耶蘇の糞婆は結構な一団だった。博物館ではダビンチ展をやっていたようなので(そこらじゅうに看板がある)、おそらくそれを見に行くのだろう。ほとんど裸の男をジロジロ見てる姿に、微妙な微笑ましさと感じる。

交番の近くにはマリオネットを見せている人がいた。

どうやら休日の上野公園はシュールなパフォーマンスが行われる場所らしい。暇な時は行くと楽しそうなのだが、上野駅前の混雑でたいていメゲるんだよなぁ。