かなり前に、
という話を書いた。あれからいろいろあって、「ぼくのかんがえたさいきょうのあいおーてぃー」を作ったのでリリースする。
IoTについてのとらえ方はいろいろだと思うが、巷で言われているIoTを見ると、どうしても「Iが足りない」という感じがしてならない。心にIがなければ、どんなに素晴らしいIoTでも、未来を開いて行かない、とパウロが言ったように、やはり
IにあふれるIoT
が必要である。
ということで、
Folloger
をリリースした。
考え方は極めて単純で、早い話が
センサーのTwitter
である。Twitterと同じにようセンサーデータが流れ、Twitterと同じようにそれをフォローする。
「センサーデータ」は時系列のデータであるので、本サービスではセンサーからのデータに限らずあらゆる時系列データを流すことが出来る。「時系列データ」はすなわちログ(log)であり、それをfollowするからfollogerというわけだ。
システムの詳しいことは、
の方に書いてあるので、そっちを見てもらえば、なんとなくわかると思う。
これで以前に書いた、
今時、Internetと言うからには、
- データはそこらじゅうで共有されてたりする
- ソーシャルな何かがある
- 誰かが何かを作ったらマッシュアップできる
でなきゃダメでしょ。
については解決したつもりである。そういった意味では、
世界で一番IにあふれるIoT
にしたつもりである。
とりあえずリリースしたが、いろんなことが不足しているのはわかっている。パフォーマンス等には全く自信がないし、そもそも
ビジネスモデルが確立してない
ことをやっているということもわかっている。この部分が欠落していることは、つまるところ「商売」にはなっていないわけなので、いろいろと問題がある。とは言え、
ログをネットで共有する
ということがどれだけの市場性があるかどうかわかってないし、弊社のビジネスがどこまで行けるかもよくわからない。そういった中であさましく商売をするよりは、とりあえず使ってもらって様子を見た方がいいんじゃないかなと思っている。当面、全ての機能は無料で公開しておくし、新しい機能についてもそうしておく。有料サービスについては、追い追い考えて行こうと思っている。
願わくは、同じように「IにあふれるIoT」サービスがもっと増えて、IoTが単なるバズワードではなく、もっとウェブサービスの方にも近付いて来るといいなと思っているところだ。