秋葉原神田方面

前の会社にカードロックの鍵を返しに行ったので、そのまま中央通りを神田方面に。

このコースもあまり興味深いものはない。朝の秋葉はシャッター商店街状態だし、神田に行っても事務所ビルばかりで何もない。まぁひたすら歩くのには良いが。

ということで中央通りを歩くと、何やら行列がある。今日はゲームの発売日かと思ったらそうではなく、行列はドンキの下のパチンコ屋に続いていた。どうやら新装開店らしい。パチンコ屋の開店は10時。私が通過したのは9時前。それでも既に長蛇の列だ(画像なし)。

そのまま中央通りを行くと、交通博物館がある。正しくは「元」がつくのであるが、いまだに「交通博物館」の看板が出ている。

交通博物館

御覧のように、かなりチープな看板なので、expiredならとっとと片付けてしまえば良いのにと思うのだが、いまだあるのはなぜだろう。

交通博物館の看板

表に回ると「長い間ありがとうございました」との看板があるので、それで閉館を知ることができる。

交通博物館向かいの家

向かいにはこのような建物がある。これだけ見れば単なる古い建物であるが、実はこの建物、なんとまだ交通博物館が駅だった頃からあったと言うのだ。交通博物館のチケットが手元にある人は、鉄ヲタだ… じゃなくって(ないこともないが)、この家を探してみるといい。ちゃんとある。

神田警察通り

そのまま万世橋を渡ると内神田。「靖国通り」に逸れて、「外堀通り」を行く。神田駅前にあまり興味を感じなかったからだ。外堀通りをひたすら行くと鎌倉橋。ここで予定時間の半分が経過したので、帰り道ということにする。

鎌倉橋

「金物通り」を通って紺屋町で昭和通りを通ってそのまま帰る。途中「こごめ大福」を秋葉駅前で買う。

この界隈、「下町の中心地」の神田なわけだが、あまりそういった「江戸」っぽいものはない。江戸どころか、昭和なものも既にほとんどなく、たまにビル間に「場違い」と感じる古い建物を発見する程度だ。「江戸っ子だってねぇ。神田の生まれよ」的なものがないのが、ちっとも面白くないのだが、まぁそんなものがあると期待する方が間違いとも言える。

帰る途中、和泉橋のところで「既製服問屋街発祥の地」なる看板を発見する。

既製服問屋街発祥の地岩本町三丁目

読むと「柳原通り」のあたりは、元々が繊維街だったらしい。船場みたいなものだろうか。つまり、近代のアパレル業界の中心地だったらしいのだ。つまり、元々秋葉のあたりは「流行の発信基地」だったとも言える。そういった時代があったことを知ると、現代の秋葉の「惨状」は…