そーゆー料理人は、とっとと料理人をやめればいい

世の中の流れが早いせいで、もう「ちょっと前」とかになってしまったのだが、「食品の偽装」の話で賑っていた。

でまぁ、この手の不祥事となると、お定まりの「謝罪」と「n匹目のどじょう探し」で、あっちもこっちも偽装が発覚ということになる。

で、そんなことが盛り上がると、

「クルマエビとブラックタイガーの区別つく奴いない」

とかって弁護したり言い訳したりしている。まぁ、確かにいきなりエビを食わされて、クルマエビとブラックタイガーの区別がつくかと言えば、たいてい無理だ。だって知らないんだから。

でも、それは「これはクルマエビ」「これはブラックタイガー」って教えられてないからであって、知っていれば誰でも区別つく。それくらい顕著に違う。味も姿も違うし、流通での扱いも違うから、そんなに難しい区別ではない。

両方のエビを

「なんかシマシマのあるエビ」

としか認識してなかったら、そりゃ区別つくわけがないし、「なんかシマシマのあるエビ」を全部「クルマエビ」と教えられてしまったら、ブラックタイガーをクルマエビと認知してしまうのは当然の話。「クルマエビとブラックタイガーの区別がつかない」ってのは、提供する側の問題。「シシャモ」と同じ問題だと思う。あるいは「エシャロット」と「エシャレット」の問題っつーか。

つまり、食わせる側がクルマエビとブラックタイガーを区別していなければ、食わされる方は「なんかシマシマのあるエビ」という認識でしかなくなるのは当然だ。つまり、「食品の偽装」というのは、

食育の問題

であると言える。

「区別つかないんだから大目に見てやれ」的なことを言う奴は、そもそも「なぜ区別が出来ないか」ということを考え直してから言うべきである。その上で、「区別がつかない」と言うんであれば、多分お前に舌も目もいらないし、

「料理長が思い込んでいて」

とか言い訳するんだったら、そんな「料理長」はそもそも料理人として意味がないから、クビにしてしまう方が良い。

そもそもが、ブラックタイガーという「代用品」が出てしまった現在、本物のクルマエビは高級品となっている。一般にブラックタイガーはクルマエビの代用でしかないという位置づけなので、「かつてはクルマエビを使っていたけど代替させてもそんな問題が起きない安い使い道」で使われるものである。だから、

冷凍で縞のあるエビは贋クルマエビ

という認識で大きな間違いはない。あまりはっきり姿の見えない、エビフライとか天ぷらとか、そういったものに使うのが普通。逆にクルマエビは高級品という扱いなので、冷凍で流通させることはほとんどなく、活けの状態で流通するのが普通。

他方ブラックタイガーは一般に「代用品」としての価値しか認められていないので、わざわざ活けで流通させることない。東南アジア方面からの輸入が普通だから、活けで流通させるのは事実上不可能だし、出来たとしても「しょせん代用品」という扱いしか受けないから、まるで意味がない。だから、思い込んがどーとかではなくて、

常識的に間違いようがない

ものだ。まぁそういった扱いがブラックタイガーに対して正当かどうかはこのさい置いておくとゆーか、多分不当なんだろうなと思うのだけど、少なくとも日本ではそういった扱いにならざるをえない。

だから、「ブラックタイガーとクルマエビの区別なんてつかない」とか言うのは、

偽装が常態となっているから

であり、違いを学ぶ機会がなかったということで、それは

「おまえらのせいだ」

と言っても良いと思う。

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This entry was posted on12月 7th, 2013 at 14:08:58. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Responses are currently closed, but you can Trackback..

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