カフェイン駆動開発のあなたに

プログラマは必須栄養素としてカフェインがある。人によって必要量の多少はあるだろうが、なしでは生きていられないものだ。異論は認めない。

古来から、カフェインの大量摂取の手段として、レッドブルエスタロンモカのようなものが言われているのだが、そんなものよりも圧倒的カフェインスループットがあり、かつおいしいものを提案しよう。それは、

ベトナムコーヒー

だ。

わかっている人はわかってると思うが、こいつのカフェインスループットは圧倒的だ。先日、外注先のベトナムの会社の社長と飯食ってる時に、「我々でも空腹の時に飲むと手足が震えたりするくらいですから」というくらいだから、いかばかりかと。心臓を悪くした私が体調悪い時に飲むと、冗談でなく生命の危機を感じるくらいだ。もちろん、用法用量を守っていれば、死ぬこともない。

ベトナムコーヒーを飲むには、まず専用のフィルタが必要だ。ここで躊躇してしまうことも多いのだが、「専用フィルタ」と言っても、そんなに高いものではない。

ベトナムコーヒーフィルター

ベトナムコーヒーフィルター
価格:486円(税込、送料別)

こんな感じで、だいたい500円くらい。私はベトナムに行った時に買ったものを使っているが、国内でも簡単に手に入る。

選ぶポイントとして、中にネジのあるタイプのものは扱いが面倒でちょっと難しいので避けた方がいい。「面倒」と言うのは、洗う時のこと。「難しい」というのは締める手加減のことなので、慣れればどうってことはないんだが、中蓋をポンと載せるタイプの方が簡単だ。加減がしたい人はネジの方がいいけど。

粉は「ベトナムコーヒー」のものを選ぶ。他の豆でもいいのだけど、最初のうちは専用のを使って慣れた方がいい。本当はお気に入りの店のお気に入りの豆が使いたいのだけど、「ベトナムコーヒーとはそんなもの」と思って慣れた方がいい。銘柄はいろいろあるようなんだが、

これが安いし味も悪くないので気に入っている。実は豆はこの辺りだと「アメ横センタービル」の地下でも売っているのだが、1袋に入っている量が多いので、もて余し気味になってしまう。コーヒー豆は挽いてしまうとどんどん酸化しておいしくなくなるので、1袋の分量は少ない方が都合いい。この点でリンク先(アフィだぞ)のは都合いい。ちなみに、件の店で普通に買うと送料がバカ高いので、送り方をゆうパックに選択しなおしてまとめ買いするといい。6つ5つまでは大丈夫っぽい。

淹れる時はフィルタの底が見えなくなるくらいの粉を入れて中蓋をして、ちょっと湯を入れて蒸らし、その後にフィルタがいっぱいになるくらいの湯を入れて待つ。ネットで探すといろんな作り方が出ているのだが、今のところこれが一番簡単だ。

粉の量と言うか詰め方によって違うが、全部の湯が落ちるまで結構時間かかる。忘れないようにタイマーとか用意するといいと思う。時間かかるので、冷めてしまうのだが、コーヒーカップを電子レンジに入れて温めればいい。

出来上がりはぱっと見エスプレッソだ。量もそんな感じだし、濃さもそんな感じ。

だいたいは、これに練乳(コンデンスミルク)を入れるもののようだが、私はブラックのままで飲む。エスプレッソっぽいので、砂糖をどっさり入れて混ぜずに飲むとかでも良いかも知れないし、そうすれば糖分も一緒に取れるので、効率いい。まぁ、血糖値の上がり下がりが激しいようなので、糖尿の人には向いてない気もするが。

最初は濃くてキツいんだが、慣れるとおいしい。そうなると、何杯も飲みたくなるのだが、一日量は一杯だと思っておいた方がいい。それ以上飲むと、なかなかキツいことになる。体調にも依るが、平時だと朝飲んだコーヒーで夜の寝付きが悪くなったりする。最初にベトナムに行った時にアイスで飲んだのが美味かったものだから、つい何杯も飲んでしまって、同行した部下が帰りにえらいことになっていたくらいなので、冗談ではない。

このまま飲むのも良いが、これにゼラチンを入れてコーヒーゼリーにすると、なお良い。お手軽に作るには、マグカップ一杯くらいの量のコーヒーを作り、それに

こういった奴の粉ゼラチンを1包入れる。そのままマグカップごと冷蔵庫に入れておけば、コーヒーゼリーの出来上がりだ。これに、練乳をかけて食うと、実にいい感じのコーヒーゼリーになる。もちろん、ゼリーになっても

一日量

はちゃんと守らないとキツいことになるので、注意が必要。美味いし口当たりもいいんで、つい食べ過ぎてしまうのだけどね。

ぜひとも、圧倒的カフェインスループットの世界を体験して戴きたい。レッドブルがクソに思えて来るだろう。