厩橋方面

今日は春日通りをひたすら東に行くコース。

こごめ大福おもちゃ屋(問屋?)

厩橋の交差点まで行き、そこで江戸通りに曲り、蔵前橋通りに出てからちょっと逸れて、清洲橋通りを通って帰って来る。

厩橋交差点

こないだ と似たコースだな」と思う人は、記憶力のいい人だ。こないだとの違いは、厩橋のところまで行ったということ。同じコースを通ってもつまらないので。

とは言え、蔵前橋通りまで戻ってから先は、実は先日と全く同じ。昨日に引き続いて「激安サンド屋」の場所を特定したかったのだ。幸い今日は発見できた。

油屋

件のサンド屋を探していて思ったのは、「よく行く場所は逆によくわからない」ということだ。よく行く場所はよく行くから、その辺は何度も見ている。だから景色が日常化していて、「いつ見たか」という情報は消えてしまう。そうなると、そこで発見したものへ至るルートも、「ルート」としての記憶ではなくて、「景色」としての記憶になってしまう。となると、ルートについては忘れてしまうのだ。

ところが、人は意外なほど「景色」の記憶があいまいである。いい例が家の解体で、街で解体された空き地を見掛けて、そこが何であったかすぐわかるということは、あまりない。そこが「行きつけのお店」とかであったなら話は別だが、単なる近所だったりするとまるっきり覚えてない。

初めて行った場所は、「行った」ということが強く記憶に残っているし、印象に残っている場所は「ポイント」として把握している。また実際に歩いた場所しかわからないから、「ルート」もはっきり覚えている。もちろん正確な記憶として残るわけではないが、「この店なんとなく見た」みたいなおぼろげな記憶が残る。そして、その記憶はその場所に行けば、もっと鮮明に蘇える。

そんなわけで、件のサンド屋の「再発見」のためには、家から近い方のルートではなく、全く反対からのルートで歩いた。場所は浅草橋5丁目だから、家から直接行けばすぐなのだが、前に歩いたのと同じように、蔵前方面からいろいろ思い出しながら辿る。「これを見ながらつっこんだな」みたいな記憶が有効なのだ。

キッチン レタス 浅草橋店

今回は店名も把握して来た。「キッチンレタス 浅草橋店」らしい。「浅草橋店」と書かれているからにはチェーン店だと思ってぐぐってみると、新橋店 なんてのを発見した。他の情報によると、結構あちこちにあって安いらしい。

このコースで楽しいのは、江戸通りにはいろいろ風情のある店があるということ。古くあるっぽい店舗でも、ちゃんと営業しているし、「古くからある」ということがネガティブになっていない。古本屋とかいい感じだ。

また、あの辺から浅草あたりにかけては、やたらにおもちゃ屋の多いところでもある。バンプレスト(元バンダイ)は駒形にあり、その周辺には系列や関連の会社が多いが、その他にも「おもちゃ関連業種」は多い。駄菓子屋の延長のようなおもちゃ屋も多数あり、そこには「ブリキのロボット」やら「ブリキの船」のような、骨董品みたいなものまである。あれは骨董品をディプレイとして置いているのか、それとも現行商品として置いているのか。

昨日も書いたように、「散歩は往復1時間以内」と決めているので、家からだと厩橋あたりが限界のようだ。歩く速度を早めればもうちょっとは行けるだろうが、浅草はさすがに無理っぽい。