神田方面

今まで、神田方面は避けていた。

別に嫌いというわけではないし、神田に興味がないというわけでもないが、あまりルート的に興味が持てなかったのだ。と言うのも、うちから神田方面と言えば、昭和通りを歩いて行くことになるのだが、昭和通りは車で横浜方面に行く時によく通るので、見慣れた通りであるし、昭和通りからはそれほど面白そうなものが見えない。だからルートとして興味が持てなかったのだ。

とは言え、上野〜浅草方面もそろそろネタ切れ状態(大きな道はほぼ完全征覇)なので、神田方面に出掛けることにした。

秋葉駅前の混雑を抜けてしばらく歩くと、「靖国通り」になる。そのまま入るのも芸がないのと、いかにもな大通りはあまり面白いものもないので、わざと「水天宮通り」に逸れる。

水天宮通り

もっとも、こちらも大通りには違いがないし、いわゆるオフィスしかないので、あまり面白くない。

そのまま行くと、「神田金物通り」になる。

神田金物通り

かつては金物屋が多かった場所らしいが、それらしいのは角にある部材屋くらいで、それ以外は特になし。そのまま行くと、また「靖国通り」に出る。靖国通りを戻って… というのも芸がないので、街の地図を見てみると、「左衛門橋通り」に行けることに気がつく。

左衛門橋通り

左衛門橋通りは、そのまま抜けると「おかず横丁」の反対側に出るので、左衛門橋通りを行くことにする。

信濃屋

左衛門橋通りの途中に「手作り弁当・サンドイッチ 信濃屋」と書かれたのを発見したので、ここでサンドイッチとおにぎりを買う。中にはなにやらスポーツ選手の安藤某の表彰状とかあるので、もしかしたら店主はこの安藤某なのかも知れない。

左衛門橋から西側

左衛門橋を渡り写真を撮ると、女子中学生と思われる2人連れとすれちがう。写真を取り終わってから歩いていると、ちょうど後につくことになるので、そのままついて行く。別につける気もないのだが、今日は雨振りで傘もあるし、舗道の幅もあるので、信号待ちで抜きつ抜かれつ… となる。

左衛門橋通りと「蔵前橋通り」の交差点を抜けてちょっと行くと、「おかず横丁」である。交差点のところで女子中学生達と別れる。おかず横丁の相変らず寂れているのに呆れつつ、うちに帰る。

「モダン」な家(1)

この画像は蔵前橋通りと左衛門橋通りの交差点にある古めの店舗。いい感じの安っぽいモダンさが、郷愁を感じる。

左下に写っているのが、抜きつ抜かれつの女子中学生。

「モダン」な家(2)

これも同じく「モダン」な家。

左衛門橋のあたりは、実は千代田区でも台東区でもなく、中央区だ。中央区も「日本橋馬喰町」だから、日本橋の外れということになる。そう書いてしまうと、結構遠くまで来たなという気がするが、結局この辺で往復1時間だ。

このコース、やっぱり思った通りに面白そうなものがない。