疲労の自覚

また部下が会社を辞めるらしい。

別に私が道連れにしてるとか、私がいなくなるせいだとかではないと思うが、ボチボチ辞める奴が出ている。まぁこの部下が辞めるのは、それとは別の理由であるが。

彼の場合は一種の「精神病」で、どうも鬱らしい。鬱の原因は置いとくとして、最近の症状は「電車の人混みが恐い」らしい。それで長時間の通勤が精神的に辛いので、郷里のあたりで職を探したいのだそうだ。

問題はそいつの話を聞く時に「私の状況」を説明したことだ。それで「ああ、俺もやっぱり疲れてるんだな」と自覚した。

「私の状況」とは、、、

渋谷から秋葉に引越したのは、通勤がダルい(と言っても30分だが)というのもあるが、一番の理由は「一人で電車に乗るのが恐い」からだ。なんだ か知らないが、「ホームに落ちたらどうしよう」とか「ホームに飛び込んでみたいな」とか思うようになって、それが恐かったのだ。別に自殺願望とかあるわけ じゃないから、漠然とそう思っているだけでしかないのだが、そういったことで「ついふらふらと」となることに危険を感じたわけだ。ちなみに、これは他人と 一緒だとそれ程恐くない。なので、行きはしょうがないとして、帰りは一人では帰らないことにしていた。

そうして会社から数100mくらいのところに引越したのだが、これもやはり恐いのだ。信号待ちをしていると、「車が飛び込んで来たらどうしよ う?」とか思うし、歩道を歩いていると「この上のビルから何か落ちて来たらどうしよう」とか思うわけだ。また夜だと後から来る人が恐い。

いずれのことも、「確率は0ではない」ことかも知れないが、そんなことを心配している暇があったら、空が降って来る方を心配してる方がいいだろう し、食パンをくわえて走る時は、角でかわいい眼鏡っ娘とぶつかって… なんてことを心配する方が、もっと現実的 — と言えるくらいのことでしかない。つまり、

心配するだけムダムダムダムダ

なことだ。

そんな些細なことに神経をピリピリさせていることを説明したら、「よく考えると休職だ退職だと言ってるこいつよりも、症状悪いんじゃね?」とか思ったわけだ。

で、まぁmixiに逃避したりするわけだけど、そこでもまた「良かれ」と思ってやったことにいろいろ言われたり、くだらんコメントつける奴に疲れ たり、ピリピリしたり。これはおそらくは「プログラムを書く」とかということよりは、「気をつかう」ということに疲れたんだろうなと。

解決するには「いい人」やめることなんだろうけど、それができれば苦労はないよなぁ。

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