アナログテレビが終わった。
業界にしばらくいた(古いエントリ見ると時々仕事のことを書いてる)こともあって、感慨深い。もう完全に過去になったんだなとか思う。
アナロ熊も死んでしまったらしい。
手元にある古い電子技術の雑誌を見ると、「これからはテレビだ」的なことが書いてある。「無線と實驗」なんぞには、テレビの作り方とか出てたりする。「58年」という時間の長さにに驚愕する。
まぁその辺の思い入れの話なんてのは、本当に自分語りなんで、またいつか。
問題は、「アナロ熊」はこのように報道(虚構なんだけど)してもらえるのだけど、「地デジカ」に関してはそれは多分なさそうだということ。「地デジカ」にしたって、せいぜいあと数ヶ月の命のはずだ。
こういった宣伝用のキャラはひっそり忘れ去られて行く。アナログ放送は
終了しました
とか区切りがはっきりしているのに、地デジの宣伝は終息して「いつの間にか終わっている」ことになる。
ほぼ同じ頃におなくなりになる地デジカ。おそらく虚構新聞ですら報道してくれない地デジカの死去。おそらくは
孤独死
だろう。それを思うと、とてもかわいそうなものに思えてしょうがない。
いや、地デジの未来が… ってことは、まだ言ってないですよ。
PS.
「地デジカ」はあと数ヶ月の命とか書いちゃったけど、どうもあの子も今日で終わったらしい。
地上デジタル放送のキャラクター “地デジカ” の余命800日と判明!
当編集部の取材に対して日本民間放送連盟は、「地デジカは日本のテレビの “完全地デジ化” を目指すために登場したキャラクターなので、2011年7月24日以降は登場しません。あくまで、地デジ完全移行前にご自宅のテレビを地デジ対応にしてもらうというキャラクターです」とコメント。地デジカは登場したその日から、すでに余命約800日という運命を背負わされたキャラクターだったのだ。
ああ、虚構新聞ですら取り上げてくれなかった。ひっそりと孤独死だったようだ。多分、またガジェット通信あたりが思い出したように書くんだろう…