私が多分Google+をあまり使わんだろう理由

Google+に招待してもらった。こーゆー話題には乗っておかないとね。

プロフィールのURLはどれを書けばいいのかよくわからんけど、「ogochan@gmail.com」で探してもらえればいます。

でもまぁ、話題に乗るために招待してもらったんだけど、あんまり使わんだろうなって予感がしている。まぁ、てめーで作ってるんだからそれ使えとかあるんだけど、そんなことよりも何よりも、結局のところ

Googleのサービスだから

ってのが大きい。

基本的に私はアンチGoogleだってのはあるんだけど、いろんな点でリスペクトしているのは当然のこと。ただ、今回ばかりは、ちょっと酷いなと思った。

何が酷いかと言えば、Google+に招待されて、アカウントを作って以来、私はまだ1文字もGoogle+に情報を入れていない。ところが、

最初からこれだけの情報が入っている(サークルの承認はしたけど、それはクリックだけで出来る範囲だけだ)。

まぁ確かにこれらはみんな私が公開している情報なので、この情報の一つ一つがどうだってことを言うつもりはない。まぁ「大阪」なんて3ヶ月住んだだけで、あんまり住んでたって意識はないんだけど、そんな情報まで拾って来るのは、さすがはGoogle様だ。

ただ、こうやって見事なくらい名寄せされているところに、恐しいものを感じるのだ。ついで言えば、「友達候補」みたいなところには、だいたい知ってる奴等が並んでて、その精度はfacebookの「友達かも」よりもずっと精度が高い。

普段、我々は「Google漬け」と言っていい。「検索する」という行動でGoogle以外を使うことは、まぁ滅多にない。私はGmailは捨て垢用くらいしか使わないのだけど、Gmailを主力にしてる人は大勢いるだろう。

もちろんそういった情報は彼等は直接外には出さない。プライバシーのこともあるだろうけど、それ以上にそういった情報は彼等の「金ヅル」なんだから、大事にするはずだ。だから彼等がこれらの情報を集めたところで、それがそのままプライバシーの侵害になるとは全く思わない。

彼等は「利用者体験をより良くするためにだけ使います」と言うだろう。それは確かに良いことだ。でも、それは同時に「気持ち悪い」のも確かだ。

その気持ち悪さは、「絶対使われることのない核兵器」とか、「幽霊屋敷」と似たような類かも知れない。存在したところで、まぁまず実害はない。そーゆーのが理屈でわかっていても、気持ち悪いことに違いはない。

同じようにAmazonも気持ち悪くなって来た。「欲しいな」と心の隅で思ったもの、秋葉の店頭でのみ物色したものが、「お勧め商品があります」の中に出て来た時の驚きたるやハンパない。あまり身に覚えのないアニメやエロ本が出て来るのは、うっかりAmazonリンク踏んだ時のことだってのはわかるんだけど、Amazonで探したことのないものまで出て来るのは、なんとなく理屈はわかっていても気持ちが悪い。

Googleのそれは、多分その「気持ち悪い」ことをもっと進化させる。単なるデータマイニングから得られる以上の情報をGoogleに明示的に渡してしまうことになるからだ。その結果、とても便利になることは想像に難くない。「気持ち悪い」みたいなことを無視すれば、あるいは「インターネットにプライバシーなんてないよ」という認識に立てば、それはそれで良いと言えなくもない。

どうも最近の「高度なレコメンド」ってのは、便利さを通り越して気持ち悪いものを感じてしょうがない。そのうち慣れるだろうという気がないわけじゃないし、結局便利ではあるんだけど、ふとその気持ち悪さに気がつくことがある。それをさらに気持ち悪くしてもなぁと。仮にその情報が世間に晒されてなくても、自分の「目の前」に常にあれば、晒されているのと同じだ。

まぁ、私一人が抵抗したところで、「私の友人知人」が使ってしまえば、結局同じことになるってのはわかってるんだけどさ。

PS.

「なんでも公開」してるかに見える私の個人情報でも、基本的に公開していないのが「私につながる人間関係」の類だ。

mixi(つか国産SNS)の仕様や規約で受け入れ難くてしょうがないもの

Google+を使うことは、今まで基本的にネットに直接晒すことのなかった人間関係までGoogleに渡してしまうということ。これは受け入れがたい。

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