時代の流れに乗るために、メインマシンを新しくしてみた。
と言っても、前のマシンはE6600なので、そうそう古いわけでもないし、メモリも8GBあるわけで、これで特に困っているわけでもない。ただ、このまま「不自由しない」とか言ってたら、いつまでたってもこのままだし、メインの開発環境をUbuntuにしなきゃいけない事情があったりとか、あんまり積極的な理由でないところで新しくした。
で、やったのは、大方の期待を裏切るようだけど、
Windows Vista
を入れたのだ。もちろんそれだけじゃないけど。
元々、Debianを使っていたのは、一番大きなお客の日本医師会との都合だ。個人的には、Debianのグレードアップの遅さに辟易していたので、いい加減ほかのものに移りたいと思っていたのだけど、やっぱり慣れているDebianの使い心地は悪くはなく、なかなか移れないでいた。それにまぁ、ずっと使っている環境をそうそう変えたいとは思わないものだしね。
とは言え、あまり積極的でない事情から、いろいろ一新することに。
要求仕様的には、
- 向こう3年、少なくとも2年は使えるもの
- VMを動かすのに十分な資源
- 出来れば時代に乗り遅れないようなもの
という程度で、要するに「多少背伸びでも最新のハード」ということだ。
費用的には、何も背伸びしないで「今の売れスジ」で選択すればいいのだけど、「今の売れスジ」だと、あっと言う間に陳腐化してしまうというのが今時のPC事情なので、背伸びすることにした。私はあまりインストールという作業が好きではないのだ。なるべく長く使いたい。なので、昔から「ちょっと背伸びでも最新のハード」ということにしているのだ。
ということで、最新のハードとなると、やっぱりCore i7だろうと。
実はこれもいろいろ悩みどころで、今はDDR2のメモリが馬鹿安だし、E8xxxとかやたらに安いということもあって、つい「何も背伸びしなくても」とか思ってしまうのだけど、そうやって悩んでる暇にDDR3も安くなったので、大人しくビッグウェーブに乗ることにした。DDR3は高い高いと思っていたのだけど、DDR2の倍ちょっとくらいなので、もうそろそろ選択肢に入れてもいいと思う。
次に、VMをどうするかということを考えた。
実は、うちでは事務処理用やニコ動用にXPのマシンがある。元々は他のことに使うつもりで作ったものなのだけど、なんだかんだでその仕事が流れたため「じゃ、Windowsでも入れとくか」という程度で作ったものだった。WindowsないとiPod使うのがちょっと厳しいということもあったので。ただ、どう考えても2台動かすのは電気代のムダだし、足元が邪魔ということもあってこれを廃止したい。そこで、VMを使って何とかしようと考えた。
そこで考えるのは、WindowsをホストにするのかLinuxをホストにするのかということだ。普通の自分の使い方なら、どっちがどっちでも大差ない。まぁ強いて言えば、Linuxがホストの方が安定だろうとか、使い慣れているということはあるんだけど、最近のWindowsはLinuxの代用に耐える程度には使えるということもあって、どうしようかと悩んでみた。
で、あれこれ悩んだあげく
Windowsをホストにして、Linuxをゲストにする
ということにした。なぜなら、世の中にはWindowsでしか動いてくれないハードウェアが結構あるため、これらを使うためにはWindowsからハードが直接見えるようにした方が良いからだ。そうすれば、Linuxでドライバがないソフトであっても、使うことが出来る。
ということもあったので、ディスプレイカードはHD4850のものにしてしまった。勢いでしかないんだけどw
「Windowsがホスト」ということなのだけど、どうあっても64bitで動かしたかったので、しょうがなくVista(Ultimate)を買うことに。XPのライセンスはいっぱい転がっているんだけど、どれも32bitでしかないんで、時期的にちょっともったいないなと思いつつVistaを購入。
ということで、出来上がったPCは、
- Core i7-920
- EX58-UD4
- HD4850 1GB
- A-DATA DDR3 1333 6GB x 2
- Windows Vista Ultimate SP1Σ
ということに。世間的には普通のハイスペック、自分的にはまるっきり自分らしくない環境になってしまった。
さて、これをLinux使いが満足出来るようにいろいろ手を入れて行くのは、別エントリにて。