いかにホスト環境をWindowsにしたとは言え、元々Linuxばかりを使っていたので、Windowsは使いにくくてしょうがない。
そんなわけで、Linux使いにとって不自由のない環境設定が必要だ。
Windowsを使っていろいろ気になることのうち、慣れることが難しいなと思う点は、
- Ctrlキーの位置
- キーバインド
- 日本語入力システム
- 仮想コンソール
だ。他のことは「まぁOSが違うんだからしょうがない」で我慢するとしても、これらだけはどうあっても我慢出来ない。これらも慣れてしまえば良いんではあるけど、何しろUNIXモガキから数えれば20年くらい使っている「環境」なので、なかなか譲れない。なので、これらをVista上でも実現することに。
Ctrlキーの位置
まず、Ctrlキーの位置の問題は、「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」というのを使うことにした。XPまではKeyCtrlというのを使っていたのだけど、どうもVistaでは動かない模様。入れて動かそうとすると、「このバージョンには対応してねーぜ」という脅しが散々出て来るのだけど、そこで負けずに動かすと何とかなる。そうそうVistaでこういったのを動かすには「管理者で実行」というのをやらないといけないんだね。要するにsudoみたいなものか?
動かし方はなんとなくKeyCtrlと似た感じなのだけど、キーはDnDするようだ。最初はKeyCtrlよろしくクリックして「動かねーなー」とか思ってたんだけど^^;
キーバインド
キーバインドはやっぱりEmacsでないと不便だ。そこでXKeymacsを入れる。デフォルトの設定でもそれなりにEmacsしてくれる。後で述べるSKKIMEとの干渉やら、普段使いのショートカットとの整合からいくらか手を入れなきゃいけないけれど、まぁだいたいこれで十分。ちゃんと動けば、Gnome(GTK)のEmacsバインドよりもEmacsらしくさえなる。
日本語入力システム
私は普段skkを使っていたので、SKKIMEを入れる。これは私がゴチャゴチャ書いたものじゃなくて、
を見ながらやるといい。このままやれば大丈夫。
これも、UIMのskkよりもずっと使いやすい。
仮想コンソール
標準のWindowsには、なぜか仮想コンソールがない。XPの時には「Microsoft PowerToys for Windows XP」のVirtual Desktop Managerを使っていた。
プレゼンで即座に画面を切り替え。画面分割ソフト「Virtual Desktop Manager」
ところが、これはVista用ではないので、「Vista/XP Virtual Desktop Manager」を入れることに。
Mac OSXのSpaces風のWindows向け仮想デスクトップ「Vista/XP Virtual Desktop Manager」
これで4つまでの仮想コンソールが使えるようになった。
もっとも、これが微妙にCygwin Xと相性が悪かったりするので、同種の他のものにしてみようかなと思っているところ。同種のソフトはいくつかあるようだ。
PS.
仮想コンソールには、結局Dexpotというのを使うことにした。これがXの仮想コンソールに一番近い動作をしているような気がするのと、仮想で作れるコンソールが多いのが嬉しい。
XKeymacs だけでも Ctrl と CapsLock の位置を交換できますよ。通知領域の XKeymacs アイコンを右クリックして「キーボードレイアウト(K)…」を実行してください。キーの交換はドラッグ & ドロップです。
おお!そうなのか。ありがとうございます。
じゃあ、最初になぜ両方入れたんだろうなぁ… 昔のことだから覚えてないや。