最近、「ネットにとって嫌なこと」が結構起きている。それは利用者にとってもそうだし、運用者にとってもそうだ。
なんてことを考えていて、ふと「みんなでストライキ」してもいいんじゃないかと思った。そういった「嫌なこと」に対する抵抗を示すために、ネットの世界として示威行動をするということだ。
これを思ったのは、ここのところの「毎日新聞」への行動からだ。2ちゃんあたりを中心に起きている毎日新聞への抗議行動を見ていると、労働争議に似てる感じがしたわけだ。最近ではあまり見掛けることは少なくなったが、それでも時々見掛ける。会社の前あたりで「○○は××への回答せよ」みたいなビラを配っている、そんなものに漠然と似ている。
これは今は「敵」が「毎日新聞」だけど、示威行動すべき相手はいくらでもある。また示威行動だけじゃなくて、抵抗活動とかもある。馬鹿げた規制や馬鹿げた判決は毎日のようにある。「あんたら適当にやってろ」的なものはどうでもいいが、こちらの身に降りかかって来ることも少なくない。そして不思議なことにそういったものについて、ちょっとした反対声明みたいなものが出ることはあっても、結局のところ受け入れてしまう。
確かに今時はそういった示威行動、反対活動の類は流行らない。左的なものが信用をなくしているから、労働組合的な活動も流行らない。とは言え、そういった「理屈に合わない不条理なもの」は、政治的な右左を超えて抵抗するべきではないのか。
「闘争手段」はいくらでもある。ことさらに破壊活動をしなくても、ネットワークなんてちょっと放置すれば壊れてしまうのだから、adminの類が定時帰宅するだけで「闘争」になったりするかも知れない。要するに「遵法闘争」だ。ネットにかかる諸々の規制に対して「闘わない日」を作るだけで、自動的に闘争出来たりする。動画共有サイトの規制が厳しくなったら、
僕達著作権守りまーす
とか言って、違法動画を一斉に消しちゃえばいい。かつて「交通ゼネスト」なるものがあったように、「ネットワークゼネスト」とかあってもいいじゃない?
そろそろそんなふうに、抵抗すべきものや反対すべきものには、反対の意思表示をしちゃうべきじゃないか? 政治的な立場(左右とか)や、経済的な立場(労使とか)を超えて共闘するべき仲間が集まって戦っておかないと、ネットってだんだん変ちくりんな居心地の悪い世界になって行くような気がするのだが。
PS.
高木せんせの、「日本のインターネットが終了する日」みたいなことは、それこそ業界挙げて解決しなきゃいけない「敵」ではないか? まさしく「ネットワークゼネスト」にふさわしい問題ではないかと思う。
拝見しています。
私はいろいろと言いたい。しかし、「意見の立場」をもったり、「団体」に所属することによって、○○に入ってるから、とか、意見を出しているからということによる、社会的な「ラベル張り」が行われることを恐れています。
生越さんだって、何かにつけ「クリスチャンだから」とかで特別扱いされたらいやなんじゃないかなと思う。
少なくとも私はいやだ。
こういうのが回避できたら、団体で意見を主張していけるのにな、と思います。