お正月が嫌いなんてことも書いてるから、どうも私は行事嫌いみたいなんだが。
以下はあくまでも私の好みなんで、マジレスは避けられたい。
多分そこらじゅうでエイプリルフール記事が書かれているだろう。これが嫌いだ。いや、多分秀逸なblog記事とかもあるんだろうけど、そんなのに出会うことはまずない。ほとんどが面白くないものばかりだ。
何が面白くないかということの第一は、
制限されたエイプリルフール
だからだ。つまり、本気で騙してない。すぐにわかる、いかにもエイプリルフールなものばかりで面白くない。
マスメディア、たとえば新聞やテレビがある程度の制限を受けるのはしょうがないだろう。いや、本当はそういったものであっても「やるならやる」でいい。かつて(今は知らない)のBBCのエイプリルフールは面白かった。ところが、世の中の「ジョークは不謹慎」とか言う良識派に迎合したのか、日本のたいていのマスメディアのやるエイプリルフールは面白くない。そんなに面白くないネタで「とりあえずやってみました」的なのでやるくらいだったら、いっそやらない方がノイズが少なくていい。
第二は、そういったものも含めて、
仕掛け人の薄ら笑いが見える
ことだ。もちろん、ネタで相手を騙そうというのだから、腹の中では笑っていて当然。ところが、それを顔に出しちゃ面白くない。クソ真面目な顔をして面白いことをやるから面白いのであって、ヘラヘラしながら面白いことをやっても面白くも何ともない。
多分それは第一の理由にも関係があるのだろう。ただ、それだけじゃなくて、なんと言うか「栗の花の臭い」つまりオナニー臭が感じられるのだ。だから、ヘラヘラを感じる記事を見ると、
ハメる前に出すなよ。早漏野郎
と思ってしまう。自分だけ先に逝かれてもねぇ。
第三は、結局それで
面白くも何ともない
ものになってしまっているからだ。面白くも何ともないジョークは、単なる雑音に過ぎない。それで何が起きるかと言えば、「まるでジョークのような本当」のものを発見することが難しくなる。普段なら新鮮にSUGEEEEEEEと思うようなものであっても、エイプリルフールの日に見掛けると「またかorz」としか思えない。だから、エイプリルフールの日はニュースが面白くない。
ということで、ここ数年はエイプリルフールには関わらないことにしている。あると面倒臭いだけだからだ。
PS.
はてブで見掛けた円谷プロのは吹く気で見たら面白かった。でも、これも「一見某コピペサイト風」ということで、あくまでも「一見」。もっと徹底的に似せて、「エイプリルフール」の文字もなければいいのだけど、それがあるものだから「第一」なんだよなぁ… やるなら徹底的にやって欲しい。
Slashdot Japanに載ってた、Knuth先生がWeb 3.14を発表てのは面白かったと思うんですけど。つい信じてしまった。
細かいことを言えばバージョン番号がπてのはTeXでやってるので、なにか他の無理数を使って欲しかったですね。
そう思うんですが、他に誰でも知っているいい無理数ってないですよね。
まー、「Web √2.0」ってのはアリかも知れないけど。