mixiやらニコ動やら、多分ほかのも

mixiの騒動については、もう基本的にどうでもいい

似たような騒動は、ちょっと前にニコ動でもあったのは、記憶に新しいところ。

mixiでもニコ動でも、また他のwebサービスの会社でも、知り合いは少なくないし、CEOクラスの人でも知ってるところは知ってる。それらを見ていると、特に「悪い人」がいるわけでもない。でも、やっぱり騒動は起きる。

そういったうまく行ってる会社の人達はみんないい人だ。だから、多分会社もいい人達ばかりだろう。会社がそうある時には経営だってそうだから、経営者だっていい人のはずだ。実際、「騒動の起きた会社の経営者」も、そんなに悪い人達じゃない。ところが、結構こんな事件が起きている。

結局のところ、「組織」というものは、ある程度の規模になってしまうと、その構成員達の個々人の総意とは別な「意思」を持ってしまうからではないかと思う。もちろん、組織の意思は「構成員の総意」の結果なのだろうけど、「構成員の総意」と「構成員個々人の総意」とは別物だ。個々人として「いい人」であっても、「組織人」としてどう考えどう行動するかは、それらとは別だ。そして、当然ながら、

「組織の意思」は「組織人」としての構成員の総意

になってしまう。

と共に、他の「いい人」もいる。こういった規則を作ってしまう、法務関係者だ。

彼等は「会社としてマトモ」な運営が出来るように、いろいろ腐心しているはずだ。何しろそれが彼等の職務だから。そして、彼等は「ちゃんとした規則」を作る。彼等だって別に会社やサービスの評判を下げたいとは思ってないはず。だからこそ「ちゃんとした規則」の適用の必要性を感じ、それに則った規則を作るわけだ。ところが、(彼等にとって)不思議なことに、なぜか騒動が起きてしまう。

そういった人達が過去の事例を知らないはずがない。知らなくてやったら論外だけど、多分知っているはずだ。でも、結果的には「彼等は学習しない」としか言いようのない行動をしてしまう。

誰しも、そういった会社では「会社の繁栄はサービスの繁栄」だと思っているだろうし、「サービスの繁栄はユーザの満足を反映したもの」だと思っているだろう。それを知っていて、「良かれ」と思って行動しているはずだ。ところが、ユーザ無視としか思えない行動は繰り返される。つまり、「良かれ」と思って行動した結果が悪いことを招いているということも言える。実際、

世の中の「悪いこと」と言うのは、
悪い人が悪意を持って行動した結果ではなく、
良い人が良かれと思って行動した結果

だったりもする。

そういったことを思うと、「組織の良心」は「個々人の良心」の結果じゃないし、また「良心」があったところで、その通りの結果が出て来るわけでもない。まぁ悪意から善意が出ることはありえないから、「良心」に意味がないとは言わないが。

「組織」が勝手に自分の意思を持ってしまうのなら、「子供」の頃からしっかり教育しておかないといけないなとも思う。

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