祝・無罪

あまり新聞ネタで文章を書くことはないんだけど、これはある意味当事者でもあるので。

「カルト団体と関係?」HP書き込みで批判 男性に無罪 東京地裁

この事件に出て来る「ホームページ」のあったサーバは、実は今この雑文が置かれているサーバである。つまり、管理者は私だったのだ。

このサーバのアカウントは無料で取得出来るようにしているので、いろいろなページがある。その中の一つが、この裁判の対象になったページだ。だから、この裁判の被告である橋爪氏は、直接面識があるわけではないが、何度かメールのやりとりをしている。

あまり余計なことを書くつもりはないが、一時は「ラーメン花月」の方からは、ほとんどストーカじゃないかと言うくらい、会社宛に電話がかかって来ていた。言いたいことはわからんではないが、こっちから威力妨害で訴えたいくらいだった。まぁ電話番の女の子も慣れたもので、「また来ましたよ」くらいの感じで取り継いでいたから、どうってこともなかったのだが、これが普通の会社の普通の社員だったら、会社を辞めるハメになっていたかも知れない。

向こうの弁護士も弁護士で、「会社の私」宛に東京高裁内の郵便局から内容証明を送って来ていた。まぁ内容証明なんて慣れっこだからそれ自体はスルーするわけだけど。

まぁ早い話が

ヤクザまがい

の対応をされたものだ。まぁ普段電話かけて来てた人は「仕事なので」的に淡々としていたし、話も通じる人だったのだが、たまに他の人がかけた時には文字通りの

恫喝

だった。まぁ電話で殴られた人はいないし、自分が何かやらかしたわけじゃないから、こっちも丁寧に対応していたわけだがw

片や橋爪氏の方は、私が「こんなん来てますけど」とメールを送る度に「申し訳ない」という空気を漂わせながら、紳士的に対処してくれていた。私も仲の良い弁護士にどの辺がマズいかと聞いてみたりもしていた。

「ラーメン花月」の方からは、たいそうな「圧力」を感じる対応をされ、橋爪氏の方は紳士的に対応をされた… ということからすると、どっちを心情的に理解出来るかと言えば、当然紳士的な方だろう。そんなことで「事実」がどうなるものでもないと思うが、仮に「ラーメン花月」側が正しいのであっても、だからと言ってストーカまがいに会社に電話して来ることや、「会社の私」宛に内容証明を送りつけて来ることを肯定はしないはずだ。

「ラーメン花月」が「平和神軍」と関係あるかないか、そんなことは私には関係ない。「イオンド大学」もどうでもいい。イオンド大学に関わることはないと思うが、「ラーメン花月」には行かないわけでもない。ただ、そういったことの事実関係とは関係なく、

ラーメン花月死ね

と今だって思う。件の裁判には私は当事者ではないわけではないが、無関係だ。ではあるが、私の心証は「ラーメン花月」に対して非常に悪い。

PS.

誤解のないようにつけ加えておくと、私は橋爪氏に対しては「うちの店子の一人」以上のことは思っていない。「ラーメン花月死ね」に関しても、威力妨害紛いの行為についてであって、心情事情を理解しないではない。だから、私は出来る限りの対応をして来たつもりだ。この事件のように「卑妨中傷」か「事実の暴露」か区別がつかないものについての私の基本姿勢は、あくまでも「私は判断しない」ということだ。

ということは別にしておくと、この判決の骨子自体については「無罪は結構なことなのだが、その理由はどうかな」と思わんではない。この件に関して思うところは、小倉せんせの言っていることにおおむね同意だ。「だから匿名は」云々的な方向はどうかと思うが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です