ダウが下げると、昼飯にあまり金をかけたくなくなる。
つか、そんなに金に余裕があるわけでもないから、コストパフォーマンスを追及するのは当然なわけで。あくまでも「コストパフォーマンス」であって「コスト」だけじゃないんだが。
「コスト」ということでは、あまり遠くだとコスト的に好ましくない。散歩は散歩として、食糧調達は近場で出来る方がいい。
という課題を持って今朝出掛けたら、凄いサンド屋を発見した。
何が凄いと言って、まず店構えが凄い。多慶屋の裏の公園に面した店舗なのだけど、まるっきり昭和の臭いがどっぷり。まぁあの辺はそんな建物が少なくないので、「そこだけ昭和」って感じでもないんだけど。
さらに凄いのは値段だ。普通の長めのロールサンドが130円。コンビニだと200円前後はするであろう長さで、具も充実。「メンチカツサンド」とか「カツサンド」とか買って来たんだけど、カツが充実している。コンビニでは売ってない品質だ。コンビニで売ってるような三角サンドもあったのだけど、あれが1つ60円。コンビニと同じものにするには3つ必要だから180円。コンビニなら210円相当。とにかく安い。
さらにとどめは、店番の人だ。とってもかわいい眼鏡っ娘… ではない、つーかおねーさんですらない、つーか
終戦直後でもおねーさんですらない
婆さんが店番している。「いくつに見えます?」とか聞くんで、「80くらい?」とか言ってみたら、
「今度の誕生日で90よ」
とのこと。凄いよ、凄過ぎるよ。90でお店番だよ。若干計算は怪しいけど、それでも釣り銭なんて当然のごとく暗算だよ。いろいろ買ってしまったから、足し算は面倒臭いことになったので、途中でわからなくなって算盤でやってたけど、それでもちゃんと算盤で計算してくれるし、楽しく会話してくれる。お婆ちゃん子だったせいで、ガキの頃から婆さん萌えだった私に、ビンビン来るぜ。
冷静に考えてみると、あのサンドのあの価格は、とても外注では作れないだろう。近隣の商店の値段と比較すれば、2割以上安い。どういった調達をしているのだろう。あの婆さんが自分で作っているとも思い難いのだが。とか考え始めると謎が多い店なのだ。でも、一言で言えば、
90の婆さんが、現役でビジネスやってる
ってことで、それはそれで凄いよ。しかもあの価格だ。立派に競争力すらある。内容も充実しすぎで、2つ食ってお腹いっぱいになった。たったの260円だよ。
生きてるだけでも凄いと言える歳なのに、元気に競争力のあるビジネスやってるのだ。もちろん身体は歳相応にヨボヨボしているんだけど、ボケてない。ボケの徴候すらない。凄過ぎる…
ちょっと待ってくれ、今年90なら終戦直後(8月)は26だから(その年で27)だからまだおねーさんと呼んでも差し支えないのではあるまいか。て言うかおねーさんて呼んだげてください><
26がおねいさん… まぁおねいさんかなぁ。や、今の26は十分おねいさんだけど、「15で嫁に」の世代の26だよ?