トップページ>これまでの経過>6・28フジテレビ株主総会憤激レポート その4
これまでの経過


6・28株主総会憤激レポート その4
総会内部の様子

→#3 「入口よりはるか前で阻止線を張るフジテレビ社員・ガードマン・「弁護士」」にもどる 

→#1 「憤激レポートトップ&朝情宣レポート」にもどる 


 私たちが会場前で阻止線を張るフジ側と対峙している頃、内部に入場できた産経労松沢委員長・山口書記長、油座紀一さんの3人は、果敢に株主総会に参加していました。

株主のみなさん 総会は、約200名強の株主の出席で開催されました。
 議長は言うまでもなく、総会時点での社長・現会長の日枝久氏。

 会場横、松沢委員長のすぐ隣では、フジテレビ警備部長を先頭とする警備担当者がコワモテで総会をにらみつけます。


 この時点で社長、この総会直後の取締役会で代表権・株主総会召集権・取締役会召集権を一手に持つ会長に就任した日枝議長による議事進行自体もあまりにひどく、たった5分ほどの株主の発言を途中でマイクのスイッチを強制切断することで打ち切る、緊急動議や議長不信任案など、通常は議題として取り上げる(けれどもすぐに却下される^^;;)べきものが、一切採り上げられずに無視されるという、過去数年間のフジテレビの総会に比してもひどすぎるものだったのです。
 ちなみにこの日枝、実は労組幹部出身です。それが9年前のクーデターで社長の座を奪い、その途端に独裁者としての姿勢を露わにし、グループ企業・「広告出稿」という名の補助金で経営を支えている実質子会社=産経新聞社での労務弾圧に荷担し、また報道加害に対しても一切対話の姿勢すら見せないのです。
 松沢産経労委員長からの「あなたは13年間も社長の座に居座り、今また代表権のある会長に就任し、これから何年会長をやり続けるのか」との質問に対し、本総会最大級のヤジと怒号をもってこれを封殺しようとする社員株主は、日枝社長の忠実なシモベとしてこれからもつき従い続けるのでしょう。

 前後しましたが、私たち「実行委」が提出した質問書に対しての当日公表の公式回答について、私たち「友の会」に関係のある事項についてここでまとめておきます。

質問書項目 取締役による回答 「友の会」的注釈
3.(1)「友の会」関連の質問 既に先方に番組の責任者が説明に行った。それ以上は総会の議題に馴染まないので答えない。 既に「サイゾー」7月号記事中の広報コメントには出ていたことではありますが、「友の会」発足のきっかけとなった「西渕・平野会談」がフジテレビ公式のものであったことを、経営陣が総会の場で認めたわけです。これにより、その後の内容証明郵便による「ジョークだから謝る必要がない」という居直りとの矛盾点がより鮮明になった、と言えます。また、「その後の経緯」が「総会の議題に関連しない」とされるにも関わらず「説明に行った」というのは「議題に関連する」というのも珍妙すぎますね。
3.(2)油座さん報道被害問題 BRCは「ヤラセも捏造もなかった」と裁定している。それ以上は総会の議題に馴染まないので答えない。

BRC(BRO内で実質審理を行う機関)による裁定は「ヤラセ・捏造があったとまでは言えないが、放送倫理上問題があった」という結論だったはずだが、この前段のみを回答するというあまりにひどいペテンぶりが明らかとなった。なお、この回答内容についてBROに照会したところ「フジはそんなことを言ってたんですか!」とあきれ返られたそうです。

3.(3)産経労ホームページ閉鎖恫喝・言論弾圧事件 閉鎖要求は正当なものだったと考えている。 ではなぜ、内容証明に明言されていた「10日以内に誠意ある対応をとらない場合には、やむを得ず法的手続きを検討せざるを得ない」との警告が、この通知から半年以上経過した現在に至るも実行されていないのでしょうか?
11.(3)外資系大株主について 外資系大株主は欧米の機関投資家の株式の保管業務の名義人である。
本サイトの英訳ページを作る必要がありそうですね。:-)

14.相次ぐ不祥事への対処について

当該事件については厳正な処分を行った。社内では、放送人としてより高い倫理観を持て、と言っている。 「放送人としてより高い」「倫理観」の結果がこの総会の運営であり、また報道加害への開き直りであることはまさに噴飯モノとしか言いようがありません。

 それにしても、200名のうち、約半数がいわゆる「社員株主」で占められていたようで、「実行委」3氏の発言に対してはこれらの連中があらん限りのヤジ・暴言を吐き続けたようです。
 もちろん、「議論もなく粛々と進む総会がよくてヤジが飛ぶ総会が悪い」とは必ずしも言えませんが、現在ガンを患っていることを告白した油座さんに対しての「どうせおまえはもうじき死ぬんだろう!」などというヤジは、マスコミ人などという以前に人間として恥ずかしくないのか、と感じざるを得ません。
 小倉智昭がウソ暴言を吐けば、社員はヤジ暴言を吐く。フジテレビという局の体質を象徴する情景でした。

 この画像は、松沢株主のすぐ後ろに陣取り、とりわけ口汚いヤジを飛ばして松沢委員長を恫喝していた株主(おそらくは社員株主)です。

 なお、この総会では、私たち「実行委」にとって最も看過できないやりとりも行われています。
 社員株主と思われる株主が発言を求め、指名されると「この総会の運営は残念である。一部株主が議事進行を妨げていると思うがどうか」などと質問。
 それに対し日枝議長は「まったくそのとおり。松沢さんは議事進行を妨害している。」と、松沢株主を名指しで、用意された原稿を棒読みするように返答したのです。
 実は、この八百長丸出しとしか見えないやりとりには、委任状を持った代理人を排除するための周到な野望が隠されていると推定されています。詳細は→「定款第17条問題」を参照してください

→#5 「フジテレビ社員、ロフト所有のビデオカメラを破壊」へすすむ 

(文責:米沢泉美)

spacer
spacer [トップページ] [闘争宣言] [5・20現地行動よびかけ] [FAQ] [掲示板] [これまでの経過] [闘争スケジュール] [旗をつくろう!] [映像班コーナー] [コメント集] [ドキュメント一覧] [リンク集] [サイトマップ]
(c)2001 by Ogura Ayamare Tomonokai / All rights reserved.
当サイトはリンクフリーです。