貴殿よりご送付いただきました、4月9日付けの内容証明を拝見いたしました。同郵便は、弊社代表取締役社長 日枝 久並びに、司会者 小倉智昭宛でしたが、ご指摘の件は、番組内の発言内容であり、番組の総合責任者であるチーフプロジューサーから回答させていただきます。
私どもの番組「情報プレゼンターとくダネ」2月20日放送分における、司会者小倉智昭の発言について、誤解があるようですので、ご説明申し上げます。
貴殿は、多くの視聴者が「小倉智昭司会者は(共演ライブのファンという人々は実はお金を貰って入場したのだ)と報道している」と受け止めた筈だと指摘されていますが、このコメントは、ライブハウス等の主催者側や出演者サイドが、お客にお金を支払いライブに来て貰うと言うことが通常ありえないという、社会常識を前提に成り立っているというユーモア、ジョークの類だと言うことを、ご理解いただきたいと思います。
当日放送のスタジオでは、小倉の発言を受けて、他の出演者から笑いが起きました。
これは良識のある出演者が小倉の発言をそのように受け止めた証であり、さらにこれを見ていた視聴者は、小倉の発言がユーモア、ジョークの類であると、より強く受け止めたものと考えます。
従って「多数のテレビ視聴者に(あのお店)つまり「新宿ロフト」がお金を払って入場者をかき集めた」と誤解させるにはあまりある不当な発言をしているとのご指摘は、発言の主旨をご理解いただけてないものと存じます。
また、小倉の発言はニューロティカのみならず多くのロックファンに侮蔑であり、弾圧だという声が寄せられているとのことですが、前述のとおり、同発言が、ユーモアであり、ジョークであると言うことを改めてご理解いただきたく存じます。
当方といたしましては、以上、今回の放送は、貴殿がご指摘になられているような主旨ではないと考えておりますので、貴殿の要求には応じかねます。
なお、番組の意図などにつきましては、すでに3月8日、番組のチーフプロジューサーである私とプロデューサー一名が(株)ロフトプロジェクト代表取締役 平野悠氏に対し出版プロデューサー高須基仁氏立ち会いのもとお会いした際に、ご説明申し上げております。
にも関わらず、説明の主盲をご理解いただけなかったことはともかく、私どもが誠意をもってお話させていただいた内容と異なる内容、事実無根の記事が、一部夕紙等に掲載されたこと、並びに当該記事で当番組、関係スタッフが誹謗中傷されたことを、大変遺憾に存じておりますことを併せて申し述べさせていただきます。
2001年4月18日
(株)フジテレビジョン
報道情報本部生活情報局情報1部
「情報プレゼンター とくダネ!」
チ-フプロデュ-サ− 西渕 憲司
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