[2006年3月19日] 鶴咀山 (Hok Tsui Shan)
≪英名:D'aguilar Peak≫

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コ−ス=MTR.膂箕灣-(Bus.No.9)-石澳道≪大風アウ≫鶴咀道-鶴咀山-
-鶴咀道-沢下り-石澳-(Bus.No.9)-MTR.膂箕灣

参考資料=「香港島 郊區地図2000年第十二版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は初めての山に挑戦! 以前から香港島“石澳ドラゴンバック”(Shek O Dragon's Back) に行く度に狙っていたドラゴンバックの半島先端に独立して立つ山、 “鶴咀山”(Hok Tsui Shan、英名:D'aguilar Peak) 325mだ! “石澳ビ−チ”の海岸からも右手にそびえ立つ山として印象に強く残っていた。ただドラゴンバックから引き続き登る山としては一旦バス道路まで下る必要があって、これまで登らずじまい、そこで今日こそはこの山だけを狙う。天気は今日もドンヨリ曇り空、どうして毎週毎週曇天が続くのか? 昨年の今頃よりも天気が悪い。MAX気温23度、湿度93%が朝のTV予報。これまた集合場所としては初めてのMTR“膂箕灣”(Shau kei Wan) に集まった仲間は11名!

以前から検討をつけていた“鶴咀山”への登山口は、バス道路の“石澳道”(Shek O) と“鶴咀道”(Cape D'aguilar Rd.) の交差地点で“大風アウ”(Windy Gap) と呼ばれるロ−タリ−地点。バスはここで大きくUタ−ンして“石澳”方面に向かう。帰路も同じくここでUタ−ン“膂箕灣”へ向かう折返し地点だ。ここで下車するのは今日が初めて! ロ−タリ−で下車すると右手に“鶴咀道”が伸びている。当初の予定ではこの舗装小道を歩いて半島南端近くの“鶴咀下村”(Hok Tsui Village) から引き続き舗装路の登りで“鶴咀山”頂上まで行くつもりだったが、同行仲間の2003年版香港島郊區地図を見せてもらうと、ここロ−タリ−近くから直接頂上まで至る地図上点線ル−トが明記されている。そこで念のためにロ−タリ−のバス停傍に立つ小屋の裏側を覗くと、ヤブの中に目印の布切れがぶら下がっていた。

これなら行けそうだッ、と10時45分頃、このヤブ道から勇躍出発! ル−トは人の踏み後もあり比較的ハッキリしていた。ちょっと登ると直ぐに視界が広がる。途中ル−トが分り難い点もあったが、大岩の上やガレ道を登って順調に高度を上げて行き、林の中を進むと三叉路に辿り着く。この間、要所には目印の布切が有って助かった。この三叉路から左手に進むと地図上300mの等高線表示が有る地点へ、右手が“鶴咀山”頂上へ至る様だ。我々は右手の背丈ほどもある深いヤブの中を登って直ぐに頂上の小さな広場に到達。頂上には無線設備の建物とアンテナ群、三角点もその傍に見えたがアンテナのステ−が張り巡らされていてどうやら進入禁止! この小広場から曇天で遠景が楽しめないがしばしの休憩、ただし風が強くて寒いほど! 早々に先ほどの林の中の三叉路まで戻り、次は北側300mの地点を目指す。ヤブを抜けたら小高い丘、どうやらここが300mの地点らしい。

これより直接下の“石澳ビ−チ”までのル−トを二、三箇所探してみたがいずこも途中でル−ト断絶? 諦めて先ほどの三叉路から元来たル−トを下山。ロ−タリ−まで下山したがまだ午後1時前、果てさてまだ時刻は早いしこれからどうするか? 思案の結果、地図上沢伝いに“石澳ビ−チ”まで下ってみるか? と云うことになり5人はロ−タリ−傍から直接沢へ、残りの6人はロ−タリ−からちょっとバス道路を戻った地点からガ−ドレ−ルを越えて地図上点線ル−トから“石澳ビ−チ”を目指す。渓谷沿いの水のない沢下りだが、大石がゴロゴロで結構アドベンチャ−的な沢下りが続く。結局途中で6人と合流し、引き続き沢を下って最後、一軒の民家傍に辿り着いた。そこから海岸までは直ぐ、やっと“石澳ビ−チ”に辿り着いた。そのまま砂浜を抜け午後2時頃、バス停近くのお馴染みタイメシ屋に着いて今日の僅か4q程の歩きをFinish!
(注:HKT-7-:Hong Kong Trail (港島徑)、Stage-7-)

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↓ここ【写真No.01】が“石澳道”と“鶴咀道”のロ−タリ−“大風アウ”のバス停。ここの小屋の横が“鶴咀道”の舗装小路【02】で“鶴咀下村”を経由して “鶴咀山”頂上まで至る。小屋の前で記念写真【03】、小屋の裏手にこんな布切れ【04】、これを頼りにヤブ道を登り出す。直ぐに視界が開ける、、、しばらく登ると、、、先ほどのロ−タリ−とその向こうは地図にも有る石切場【06】。大岩の上に立って景色を楽しむ面々!

↓ヤブは消えたが草道とガレ道の登りが続く、、、途中ル−トが分り難い箇所も有るが、親切な布切れ目印を頼りに登って行く、、、大きな岩の傍を通り抜け、、、後方南西側には濃いガスに霞む“赤柱”(Stanley) 半島突端のレ−ダ−サイト【09】。堆積岩?のような大岩の上を登って行く、、、左手北側にはこれまたドンヨリと“石澳”方面【12】。荒れたル−トながら階段登りよりは遥かに楽勝!

↓岩場が終わりかける頃、前方に林、、、林の中はかなりのヤブ【17】、、、それを抜けた所に小さな三叉路があってそこを右折、、、背丈ほども有る笹薮を行くと間もなく頂上が見えてきた【18】。頂上から真下北東方面に浮かぶ“五分洲”(Ng Fan Chau)【19】、頂上の無線設備とその横に三角点も【20】。そして東南方面下は“鶴咀半島”最南端の“狗髀洲”(Kau Pei Chau)か?【21】

↓三角点が見えた無線設備の建物まではアンテナ群のステ−が低く張り巡らされて行けない、どうやら進入禁止のようだ! しかし数名の仲間だけは無理にステ−を潜って建物まで近づき戻って来たところで全員集合記念写真一発【22】。カメラマンのロン毛が風になびく【23】かなりの強風!  さらに思ったより寒いぐらい! 早々に頂上から北側の300mのピ−クを目指して移動開始【24】。先ほどの林の中の三叉路を直進して、、、なだらか登り、、、

↓300mピ−クは潅木に覆われた丘陵だった【29、30】。思ったより見通しも良くない、しばしの休憩をとったがここも風が強くて寒い! 周囲を歩くと草の倒れの踏み後も有ったので直接“石澳ビ−チ”に下れるか? と探索したが途中でル−ト断絶状態!、、、危険を避けて元来た三叉路まで戻る【32】。三叉路から右折【33】、登って来たル−トをトレ−ス、、、正面対岸はガスに霞む“紅山半島”の高級住宅【34】、手前右側の山並みは“ドラゴンバック”【35】 

↓下って、、、下って、、、最初のスタ−ト地点のロ−タリ−に到着【38】。さてまだ時間は早いし、これからどうするか? 最初の予定だった“鶴咀道”を下って半島最南端まで行ってみるか? あまり面白くなさそうだし、それより帰路も同じ舗装路をここまで戻らなければならない。第二案はバス道路を歩いて近くの“土地灣村”(To Tei Wan Tsuen)まで行くと未だ未踏のHKT-7-を歩けるが、これは単なる舗装路の平道なのでこれまた面白くない! 地図と現場を再確認すると点線表示でここから沢伝いに“石澳ビ−チ”まで行けそうだ?【39】よしッ! これに決定! 5人はロ−タリ−傍から直接沢へ、残りの6人はロ−タリ−からちょっとバス道路を戻った地点から点線ル−トを“石澳ビ−チ”を目指す。渓谷沿いの水のない沢下り【40】、大石がゴロゴロ【41】、水が有ったらとても歩けない! アドベンチャ−沢下りが続く、、、

↓途中で別働隊と合流【43】、左手上部にはバス道路が走っている【45】、、、全員揃って引き続き沢を下る、、、この辺りまで下ってやっと水溜り【47】、、、やがて沢下りも終わって一軒の民家傍を通してもらう【49】

↓民家の庭先を借りて小休止、庭に立つ珍しい枯れ木?【51】。庭園風でなかなか感じの良い他所の家の庭を通り抜けたら直ぐに“石澳ビ−チ”が見えてきた【54】、、、砂浜に出てホッ!とする。今年元旦、初日の出参拝ハイキングの時にここで誓った “鶴咀山”【56】登山は今日達成!

↓お馴染みタイメシ屋で最後の打上げ、お疲れ様〜! しかしこの店、オ−ナ−か料理人が変わったのか? 何となく不味くなった感じだな〜?


≪以下、写真No.【59〜69】と各コメントは"I.Sachiko"さん提供!≫
(どうして自分で写真撮ったりコメント書かないのか、って? それは⇒ここ を読んで!)

レストラン=石澳中泰式海鮮酒家
今回は全体に甘い系統の味付け。以前はもっとおいしかった、板さんが変わったのでは?という感想が聞かれた。今日の料理人がたまたま甘党だっただけかも。メニューの数は豊富。ビールの友に春巻きなども試せばよかった。ピッチャー3杯も含めて、一人100HK$ぽっきりでした。

【59】イカリング=塩味を予想して口にしたところ仰天!甘い!べたっと蜂蜜が光っている。「硬い。スルメを使っているに違いない」と不評だった。
【60】カニチャーハン=確かに少しカニは入っているが、揚州炒飯(五目チャーハン)みたい。
【61】カレー=ココナツ味で、甘く、かつ喉に辛く、美味しい。白飯にかけて頂いた。
【62】タイ式オムレツ=薄ーい皮の下はケチャップ味の野菜。
【63】タイ式チャーハン=こっちのチャーハンは当たり!しょう油のような味付けで美味い。
【64】タイ式河粉=きしめんのような麺を菜芯(チョイサム)・豚肉・卵と炒め合わせて、オイスターソース(カキ油)で味付けしてある。油ぎっているが美味。
【65】パパイヤサラダ=どうやらレタスにパパイヤを包んで食べるらしい。見た目はおいしそうだが、甘酢の味付けで、たくさん残ってしまった。赤いのは赤ピーマン。モヤシも少々。唐辛子をプラスしたい!


【66】海老の揚物=ケチャップ味。ちょっとしなっとしている。もっとパリッとしていて欲しかった。
【67】豆苗=豆苗といえば腐乳味が一般的だが、ここのはオイスターソース(カキ油)味。意外と美味しかった。
【68】豚肉カキ油炒め=豚肉とサヤエンドウをオイスターソース(カキ油)と豆?(トウチ)で味付け。やや甘味が過ぎるが美味。
【69】白身魚フリッター=塩味でやわらかく美味。

初めての “鶴咀山”は標高僅か325mだが、見た目の割りにはなかなか面白い山でした。これも当初の予定どおり“鶴咀下村”経由の舗装路登りだったらあまり面白くなかっただろう? また“石澳ビ−チ”までの水なし沢下りも面白かったし、、、。やっぱり郊區地図もそろそろ新しい改訂版を揃えるべきか?

過去の関連レポ−ト
⇒ [2006年1月1日] [石本]甸乍山麓〜石澳ドラゴンバック
⇒ [2003年5月8日] 石澳ドラゴンバック

『ゆっくりのんびりマイペ−ス!各自自己責任で自由参加のハイキング!』
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