[2006年2月12日] 飛鵝山 (Fei Ngo Sahn)
≪英名:九龍ピ−ク (Kowloon Peak)≫

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コ−ス=MTR.鑽石山-(Taxi)-沙田Pass-MHT-5-東山-象山-飛鵝山-
-百花林-(Bus)-MTR.彩虹

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
 「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は仲間のリクエストの応えて1年3ヶ月ぶりの“飛鵝山”(Fei Ngo Sahn、英名:Kowloon Peak) 602m に登る。“カウル−ン・ピ−ク”は“馬鞍山郊野公園”(Ma On Shan Country Park) 内、香港島や九龍側から見ると左(西側) から“筆架山”(ビ−コンヒル)〜“獅子山”(ライオンロック) と山並みが続き、一番右(東側) にひときわ鋭く尖ってアンテナがある山で標高602mと九龍丘陵では一番高い山。今日の気温20度湿度85%でドンヨリ曇り空、それにかなり風も強い。今回はいつもの“百花林”(Pak Fa Lam) からの直登コ−スは止めて初めて“沙田[土幼]”(Sha Tin Pass)から“東山”(Tung Shan)の峠を経由しての逆行コ−スを歩いてみた。集合場所のMTR.鑽石山 (Diamond Hill) 駅に集まった仲間は10名。  

MTRダイアモンド・ヒルの駅構内からタクシ−3台に分乗して“沙田パス”へ。“沙田パス”はMHT-5-途中と、WST-4-終点の交差地点、“慈雲山”(Tsz Wan Shan) 近くの峠で香港ハイカ−にとって主要な地点だ! ここでタクシ−を降りてMHT-5-、WST-4-共通の舗装コ−スを歩き出す。右手に濃いガスに覆われた“九龍”(Kowloon) の街並みを見下ろしながらダラダラ登坂が続き、途中の“扎山道”(Jat's Incline) との分岐点からトレ−ルコ−スはMHT-5-が分岐、WST-4-だけとなってル−ト名も変わり“飛鵝山道”(Fei Ngo Sahn Rd.)を直進。そして高度544m“東山”(Tung Shan)の峠の東屋に到着してトレ−ルコ−ス歩きも終了。

傍の見晴台からの素晴らしい景観も今日のHAZYな天気ではパ−! おまけに強風! 小休止の後、いよいよ“カウル−ン・ピ−ク”へ至る尾根道に入る。イキナリ最初のピ−クへの急坂登板、それをクリアした後、小アップダウンを経て岩のピ−ク “象山”(Cheung Shan)584mまでの歩き。この間、吹き飛ばされそうな強風の中の尾根歩き。さらに小アップダウンを経て徐々に登り坂、、、そして最後、“カウル−ン・ピ−ク”まで登り着いた。無線アンテナ下の小広場で休憩後、東側の“百花林”(Pak Fa Lam) 方面へ向かって下山。長〜い階段下りが続き、やっと“飛鵝山道”(Fei Ngo Sahn Rd.)の車道まで降り立つ。車道を右側に下ってすぐ左側に有る“國父孫中山母親楊太君霊墓”即ち“孫文”の母方の墓への石標!

今回、初めてこの墓まで行ってみることにした。“[虫豪]涌”(Ho Chung)の標識に沿って左折、しばらく下ったら確かに有った“楊太君”の墓! 近辺には他にも昔の台湾関係の高位人の墓? らしきものも二つ、三つ。ただ訪れる人も少ないのか若干廃れ、寂れた感じではあったが! 墓からちょっと下って林の中を抜けたら地図上“西貢古道”と書かれた舗装小道に出た。ここを右折して進んだら広い車道の“百花林路”に合流、瀟洒な建物が立ち並ぶ坂道をテクテク下ってバス道路まで出た地点でミニバスを拾い今日の歩きをFinish! 約8q弱の歩きだった。“彩虹”(Choi Hung) からダブルデッカ−に乗り換えて“紅[石勘]”(Hung Hom)へ、今日の打ち上げは飲茶!
(注:WST-4-:Wilson Trail (衛奕信徑) Stage-4-)
(注:MHT-5-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-5-)

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↓WST-4-の終点、“沙田パス”茶店の下、東屋前で出発前の記念写真一発【写真No.01】。そのまま右手の坂道【02】を登って行く。この舗装路は車も通るトレ−ルコ−ス、MHT-5-とWST-4-だ。右側前方に見えてきた目指す“カウル−ンピ−ク”【03】も右直下の“慈雲山”の高層ビル街も濃いガスの中! ”獅子山”(Lion Rock)【05】 をバックにカ−ブしたダラダラ上り坂が続く、、、間もなく左側“観坪路”(Kwun Ping Road)との三叉路【07】、昨年10月“慈雲山”から降りてきた地点だ。

↓今日の天気がウラメシィ−九龍の山並み【08】。長〜いダラダラ坂登り、さすがに汗! 皆うつむき加減で歩いていく、、、そして、、、“扎山道”との分岐点東屋に到着【10、11】。ここから先はトレ−ルコ−スはWST-4-だけとなって道の名も“飛鵝山道”と変わる【12】。因みに右手の“扎山道”を進むと“カウル−ンピ−ク”西側麓を大きく迂回する舗装小道。我々は“飛鵝山道”をそのまま直進【13】、、、左に大きくカ−ブした先は“大老山天文気象台”【14】

↓相変わらずガスに霞む“九龍”一帯【15】、相変わらず続くダラダラ坂道、、、そしてやっと着きました“東山”(Tung Shan)の峠の東屋【17】、ここは高度544m! 東屋後ろの観景台【18】に上がると本来360度の素晴らしい景観が楽しめるが“西貢”(Sai Kung)方面の海【19】も“九龍”内陸部の山並み【20】も今日のこの天気ではダメ! それに物凄い強風で眺めを楽しむどころではないッ! 東屋に戻って小休止。

↓ここからがいよいよ今日の本番コ−ス! 先ずは東屋裏の小道を進むと大鉄塔と、その先の急峻なピ−ク【22】。林を抜け、鉄塔の股下を潜り【24】、急坂にへばりつく。以前降った時にはそれほど急坂とは感じなかったが? かなりの傾斜の直登が続く【25】、、、ガンバレ!連れ合い!【26】この写真、よく見ると高度感が出てるな〜!、、、やっと最初のピ−クを越したらもう一つコブが有った。コブの上で一休み【28】。

↓ススキの先に“慈雲山”の高層ビルと“ライオンロック”【29】。ここから先は南側、“カウル−ンピ−ク”に向かって延々と続く尾根歩きだ! 途中見えた尾根の左斜面の美しい草花【31】、、、登ったり降ったり、、、飛ばされそうな強い風を受けながら前方の鉄塔の山“カウル−ンピ−ク”【34】を目指して尾根歩きは続く、、、岩のピ−ク “象山”584m を通過【35】

↓右手に見えてきた“啓徳”(Kai Tak) 旧空港跡【36】、、、まだまだ続く尾根歩き【38】、、、徐々に近づく“カウル−ンピ−ク”、、、ル−トも徐々に登り坂、、、肩までの登りは笹薮ル−ト【40】、肩から振り返り見た【41】、、、いよいよ右眼下に旧空港滑走路跡【42】

↓そしてやっと着きました“カウル−ンピ−ク”頂き【43】、たまには連れ合いとツ−ショット!【44】、やっぱり若い女性ともう一度!【45】、それにしても、こうして己を見るとずいぶん下っ腹が出ているな〜!(涙)。ここの小広場の隅の階段上がアンテナが立つレ−ダ−サイトと標高602m の三角点【46】。記念写真を撮り終えたら東側の“百花林”へ向かって下山開始。長〜い階段降りが続く、、、。

↓ヒザが笑い出す頃やっと下山終了、ここは“飛鵝山道”だ【51】。舗装路を右側に下ってすぐ左側にあった“國父孫中山母親楊太君霊墓”の石標!【53】、孫文については“今日の独り言”2002.5.2 記でもチョットふれている。今までこの孫文の母方の墓には行った事がなかったので、ここの標識“[虫豪]涌”に沿って左折、林の中の小道をしばらく下ったら左手に有った東屋【54】、その脇に“楊太君”の墓! 西貢“牛尾海”(Ngau Mei Ho) を見下ろす絶好の位置【55】。墓には萎れた花一輪と中華民国国旗【56】、ここから孫文の母は息子の革命成就を祈っていたのかもしれないな〜? と想うと何だか諸行無常の感! 国旗が“五星紅旗”でないのは当然かッ!

↓この近辺には他にも昔の台湾関係の高位人の墓? らしきものも二つ、三つ。全て墓石の上部が紅い円で描かれている【58】。どの墓も訪れる人も少ないのだろう、寂れた感じ! 墓からちょっと下って林の中を抜けたら地図上“西貢古道”と書かれた舗装小道に出た【60】。ここを右折してしばらく行くと広い車道の“百花林路”に合流【61】、瀟洒な建物が立ち並ぶ坂道をテクテク下って行くと三叉路、“彩虹”方面から上って来たらここからが“飛鵝山”入り口の石標も有った【63】。

↓右手頭上の“カウル−ンピ−ク”南壁【64】。バス道路に出た所でミニバスが来て今日の歩きをFinish! “彩虹”(Choi Hung) までミニバス、その後ダブルデッカ−に乗り換えて“紅[石勘]”の中華レストランへ。今日の打ち上げは飲茶&粥&ビ−ル! カンパ−イ! お疲れ様でしたッ! 次回はこれを是非食べましょう、と連れ合いが持ち上げた巨大ロブスタ−!【68】

三週間ぶりのハイキングはちょっときつかったッ! 脚力が極端に落ちているのを実感!(涙)、さらに 体重もかなり増えているし、、、。やっぱり旧正月休暇を日本で美食飽食したのが明らかに影響しているなぁ〜! 

過去の関連レポ−ト
⇒[2004年11月28日]飛鵝山〜東洋山

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