[2004年11月28日] 飛鵝山〜東洋山
(Kowloon Peak〜Tung Teung Shan)

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コ−ス=MTR.彩虹-(Taxi)-百花林-飛鵝山-象山-東山-東洋山-茂草岩-
-(MHT-5-Point)-觀音山-(觀坪路)-草堆下-馬麗口坑-
-大老山隧道(公路)-(Bus)-KCR.沙田

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
 「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は2002年4月以来、約2年半ぶりに“飛鵝山”(Fei Ngo Sahn、英名:Kowloon Peak) 602m に登る。“飛鵝山”は“馬鞍山郊野公園”(Ma On Shan Country Park) 内、香港島や九龍側から見ると左(西側) から“筆架山”(ビ−コンヒル)〜“獅子山”(ライオンロック) と山並みが続き、一番右(東側) にひときわ鋭く尖ってアンテナがある山で標高602mと九龍丘陵では一番高い山だ。今日の気温23度、湿度73%で快晴、集合場所の“彩虹”(Choi Hung) に集まった仲間は8名。先ずはタクシ−で“飛鵝山道”(Fei Ngo Sahn Rd.)の“百花林”(Pak Fa Lam) まで。

車道を登っていくと直ぐに“馬鞍山郊野公園”のゲ−ト、そしてその先には知る人ぞ知る“孫文”の母方の墓がある。そこを通過して間もなく左手に目指す“カウル−ン・ピ−ク”の登山口があるが、標識も何もないので見落としやすい! 急坂登りがしばらく続く、途中で小休止を加え、さらに登っていくとみるみる高度が上がってやがて肩付近に登りつく。あとは頂上直下の広場に至るが、三角点がある頂上は無線アンテナの施設が占領している。しばらく景観を楽しんだ後、元の肩付近から今度は北側に向かって尾根伝いのアップダウン歩きが続く。“象山”(Cheung Shan)584m の岩のピ−クを過ぎたら急坂を下って“東山”(Tung Shan)に至る。

“東山”は高度540m程の高台でWST-4-の途中、車も通る舗装路の中継点で左(西側)に下れば山中腹の道が“沙田パス”(Sha Tin Pass) まで続いている。今日の我々はそのWST-4-の逆行、舗装路を右(東側)にちょっと下って直ぐに舗装路外れて左折、“基維爾營”(Gilwell Campsite) へ進む。因みにこの舗装路は“飛鵝山道”でそのまま直進すれば元のスタ−ト地点の“百花林”へ至る。“基維爾營”へのゲ−ト正面の山、“東洋山”(Tung Yeung Shan)は海抜540m 程か? そこまで登って小休止。WST-4-はそのピ−ク下を迂回している。当初の定ではこの“東洋山”頂上からまたWST-4-に戻ってそのままトレ−ルコ−スを逆走、“牛寮”(Ngau Liu)〜“井欄樹”(Tseng Lan Shue)と歩く筈だったが、頂上からWST-4-へ戻る下山ル−トとは別の、北側へ向かう下山ル−トの方に入ってしまった。

途中直ぐに間違いに気付いたが、ちょうどこのル−トは過去歩いたことがなかったのでそのまま直進、一しきり下ったら今度はMHT-4-のポイントM093地点に合流。そのまま下って途中からMHT-4-を外れて左折、“沙田”を目指す。しばらく林の中の歩き、地図で確認すると “茂草岩”(Mau Tso Ngam) と呼ばれる辺りらしい? 小さな村落を抜けたら舗装小道に出た。そのまま舗装坂道を登って行ったら何と、MHT-4-の終点、MHT-5-のスタ−ト地点に合流した。ただ単に先のポイントMO93からわざわざ“茂草岩”を廻って来ただけ! 地図を見ると途中に“沙田”方面への抜け道が有った筈だがどうやら見落としたらしい! やむなくMHT-5-のスタ−ト地点から再度舗装小道に入り、今度は“觀音山”(Kwun Yam Shan) と呼ばれる村落へ至る。

“觀坪路”(Kwun Ping Rd.) の標識を左に見ながら再度坂道を登り出したがどうもおかしい? なかなか“沙田”方面へ向かっていない? 通りがかりの人に尋ねてみたらやはり間違っていた。先ほどの“觀坪路”の標識前に右折する舗装小道が有って、ここからが“沙田”方面へ向かう、と教えられる。後で地図で調べたら納得、“草堆下”(Tso Tui Ha) と呼ばれる地点だった。そのまま下って行ったら引水道のような舗装坂道が続き “馬麗口坑”、“大老山トンネル”の入り口付近に出た。近くのバス停で今日の歩きのFinish、約10km強でした。バスでKCR“沙田”まで移動、今日の打ち上げは“沙田”駅ショッピングモ−ル内の中華レストランでした。
(注:WST-4-:Wilson Trail (衛奕信徑) Stage-4-)
(注:MHT-4-、-5-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-4-、-5-)

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↓“飛鵝山道”の高級住宅街、“百花林”への入口付近でタクシ−を下車、出発前の記念写真【写真No.01】。車道を登りだしたら正面に現れた“カウル−ン・ピ−ク”、更に登って“馬鞍山郊野公園”ゲ−ト付近を過ぎたら右手に“国父孫中山”、つまり“孫文”の母方の墓へ至る標識【04】、この先カ−ブの手前、左側に登山口。標識も何もないので見落としやすい【05】。いよいよここから登りだす。

↓毎度の事ながらヒィ−ヒィ−云いながら登って行く。スタ−ト地点が既に標高400m程なので実質的に200m程の登りだが、やっぱり直登だから苦しい! 途中一回小休止、まだまだ続く急坂登り、、、ふと振り返ると遠くに“馬鞍山”【12】と西貢“白沙湾”(Pak Sha Wan)【13】、、、間もなく肩付近だッ!

↓そして、“カウル−ン・ピ−ク”頂上602mに到着。西側にはズ−ムアップで見た“ライオンロック”の南壁とその左には“ビ−コンヒル”【15】、さらに広がる九龍の街並み【16】、、、今日は空気が比較的澄んでて素晴らしい眺め! レ−ダサイトの狭い頂上三角点で記念写真を撮ったら先の肩下付近から今度は北側に向かって進む。笹薮を掻き分け尾根伝いの歩き【19】、、、前方のピ−クが“象山”【20】。振り返れば逆光の“カウル−ン・ピ−ク”【21】

↓徐々に近づく“ライオンロック”【22】、ススキの中を“象山”目指して登って行く【23】、ここから返り見た“カウル−ン・ピ−ク”【24】、、、そして“象山”584m 岩のピ−クにて【25】。ここから眺める西貢“白沙湾”【26】。さらに前進、、、岩だらけで歩き難いアップダウン行が続く、、、前方に近づく“大老山”(Tai Lo Shan) レ−ダサイト【28】。

↓もう一つコブ【29】を越えたら今度は急坂下り、、、そして谷部から鉄塔の下【32】まで上がって、、、間もなく“東山”の東屋に到着【34】。ここは“飛鵝山道”の途中で一番高い高度540m程の地点。WST-4-の途中でもあり車も通る舗装路。左(西側)に下れば途中でMHT-5-、さらに後で出てくる“觀坪路”と合流して“沙田パス”に至る。我々はそのWST-4-の逆行、舗装路を右(東側)に下りだしたら正面に次の目標“東洋山”が見えて来た【35】。

↓WST-4-は“飛鵝山道”をちょっと下って直ぐに左折、“基維爾營”(Gilwell Campsite)、“茂草岩”の標識【36】方面へ進むと直ぐに“基維爾營”ゲ−トの向こう側に“東洋山”。WST-4-はその麓を右側に迂回しているが【38】、我々はそのまま頂上までガレ道を登りだす。頂上は540m 程か? 三角点は壊れていた。記念写真一発! 西側に“大老山”レ−ダサイト【41】、南には歩いて来た“カウル−ン・ピ−ク”と“象山”の山並み【42】。

↓ここ“東洋山”頂上からウッカリ道を間違う! 予定では先ほど麓を迂回しているWST-4-の方に下るはずだったが、ついつい正面北側に向かっているル−トに入り込んだ【43】。下り坂になって間違いに気付いたが、どうせこのル−トは初めて歩くからこの際良いだろう! とそのまま下って行く、、、正面の山並みは“石芽背”(Shek Nga Pui) から“黄牛山”(West Buffalo)、“水牛山”(Buffalo Hill) へと続く雄大な山並み【45】、、、と、降り立った所はMHT-4-のポイントM093地点【46】、そのまま右手に下って行きBBQサイトを過ぎた辺り、左手林の合間に小道があった。木の幹に赤ペンで“沙田”への矢印【49】、よしッ! ここから“沙田”へ向かおう! 

↓枯れ木の間をぬって、、、林の中の小道を進む、、、バナナ園のような所、ミカン畑を抜けたら数軒の民家、どうやら“茂草岩”と呼ばれる辺りらしい【55】? 犬に吠え立てられながら村落を抜けたら舗装小道の登り坂【56】。

↓そのまま舗装道を登って行ったら見覚えのある場所、MHT-4-の終点、MHT-5-のスタ−ト地点に合流した【57】。地図でよく確認したら何のことはない、ただ先のポイントMO93からわざわざ“茂草岩”界隈を廻って来ただけ! しかし“沙田”方面への抜け道は見あたらなかったようだが? やむなくそこから再度右手の舗装小道に入り【57】、今度は“觀音山村”(Kwun Yam Shan Tsuen) の標識【60】 を見ながら林の中の舗装小道を進む、、、小橋を渡ったら道幅が広くなってまたもや登り坂【63】。

↓どうやら“觀音山”と呼ばれる村落近辺らしい、“觀坪路”の標識【64】。右手遠くには“沙田”の街並みが垣間見える【65】、おかしいな〜?と思いながら“觀坪路”をドンドン登って行く途中、通りががりの人に聞いたらやはり間違っていた。イヤ後日落ち着いて地図を精査したらそのまま“觀坪路”を進んでも最後は前記した“飛鵝山道”に合流して“沙田パス”に至るから“沙田”に出る事も可能だがかなりの遠回りとなる。結局先の“觀坪路”の標識近く迄戻ってそこから左折、この道を見逃していた。壁には“沙田”への矢印も有ったのだが!【66】。 “草堆下”と呼ばれる界隈か? アッチコッチの庭先に綺麗な花が咲いていた。

↓舗装小道を進んで、、、引水道のような所を抜け【73】、、、後ろの山は“大老山”【74】、、、やがて道幅も広くなって坂道下りが続く、、、あの建物【75】は真下を通過している“大老山トンネル”の通風孔 “馬麗口坑”、、、やがて“大老山隧道(公路)”大通りに到着。バスでKCR“沙田”駅へと向かう。

↓今日の打上げは辛うじて最後の飲茶に間に合った! 残った6人でカンパ〜イ!!

今日は秋晴れの快晴に恵まれ久々の“カウル−ン・ピ−ク”〜尾根縦走〜“東洋山”は快適歩きでした。しかしその後の人里近くの“茂草岩”〜“觀音山”界隈は初めて歩いたけど地図も不明瞭。さらに老眼鏡を持って行かなかったので現場では地図上の細かい箇所が見えず、こうしてレポ−トを書く時に改めて地図を精査してやっと歩いたル−トが判明! 次回から老眼鏡も持って歩くかな〜?
仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2003年9月14日]飛鵝山道〜沙田Pass〜沙田路
[2003年3月9日]慈雲山-大老山-石芽背-芽坪-北港
[2002年4月28日]飛鵝山(Kowloon Peak)〜Wilson Trail-4-逆行

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