[2003年9月14日]飛鵝山道〜沙田Pass〜沙田路
(Fei Ngo Sahn Rd.〜Sha Tin Pass〜Sha Tin Rd.)

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コ−ス=MTR彩虹-(Taxi)-百花林-飛鵝山道-大老パス-東山-
-沙田パス-郊遊路徑-沙田路-(MiniBus)-沙田

参考資料=「西貢及清水湾 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日の本来の予定は一年半振りに九龍丘陵の最高峰602mの“飛鵝山(Kowloon Peak)”に登るはずだった。だったッ! とは? 結局大雨で急遽予定変更。前日夜半からの雨が今朝になっても止まず、TVの予報でも大雨雷雨とある。仲間と連絡を取り合って『残念ながら今日の山登りは中止ッ!』と決定、、、自宅でパジャマ姿のままボッ−としてたら9時近くになって雨は上がり空も心なしか明るくなってきた。意を決して再度仲間達に緊急TEL入れ『コ−ス変更で決行だッ!』って訳。当初の集合場所“彩虹(Choi Hung)”に集まった仲間は何とッ! 予想に反して7名も! これでこそ本当の仲間だッ! と気を良くして結局、雨が降っても安全に歩ける“Kowloon Peak”の迂回コ−スを歩く事にした。ところが、、、、である!!

“孫文”の母方の墓がある“百花林(Pak Fa Lam)”をスタ−トして間もなく又もや雨!今更引き返すのも面白くない、雨は直ぐに止むだろう? と舗装路のダラダラ登り坂“飛鵝山道”を歩くうち、無常にも雨足はますます強くなる一方。“大老パス(Tai Lo Pass)”を過ぎてWST-4-に合流しても雨と今度は濃霧。標高500m以上“東山(Tung Shan)”の東屋に到着した頃は濃霧で視界10mほど。雨は強まったり弱まったりするが、一向に止む気配なし。以降は“大老山(Tai Lo Shan)”山麓、WST-4-と途中から合流するMHT-5-の舗装道路の下り坂が続くが、左手の九龍の高層ビル街の眺めをガスの切れ間に垣間見ながらとうとう“沙田パス(Sha Tin Pass)”に着くまで雨はほとんど止まず。

沙田パスはWST-4-とMHT-5-の主要なポイント。WSTはここからStage-5-と変わり“望夫石(Amah Rock)”方面を経由して“大埔公路(Tai Po Rd.)”へ。またMHT-5-はそのまま“獅子山(Lion Rock)”方面へと続く。我々は東側林の中の沢沿いの道“郊遊路徑”を行く事にした。今日初めての山道だッ! 雨は相変わらず降っているが、このル−トは岩や石ころの山道ながら比較的安全コ−ス。沢のせせらぎを聞きながら林道歩きが続く本来は夏向きの良いコ−スだが、今日は水量が増した沢の濁流音と途中又もや雨足が強くなって足元に神経を配りながらの下山! 最後は“沙田路(Sha Tin Rd.)”手前のキャンプ地に降り立って計7q強、パンツまでずぶ濡れの雨中行軍を終わった。ミニバスで沙田へ移動。いつもの上海料理中華店で打ち上げ、としました。
(WST-4-:Wilson Trail (衛奕信徑) Stage-4-)
(MHT-5-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-5-)

↓“馬鞍山郊野公園(Ma On Shan Country Park)”標識をバックに記念写真。彩虹からタクシ−で来てこの手前で下車。彩虹では降ってなかった雨がここでは小雨模様! この直ぐ先に“孫文”の母方の墓があり、又もや写真! 小雨の中“飛鵝山”への登山口を通り過ぎてそのままダラダラ坂道を登る一行。かなり登った所の東屋で小休止。この頃からますます雨足は強くなり、ガスで前方の視界も悪くなってきた。 

↓右手には“西貢(Sai kung)”の景観が広がってる筈だがこの濃霧でパ−! 高度が増すにつれますます濃くなるガス。やがて右手の“基維爾營(Gilwell Campsite)”へ抜ける箇所“大老パス”を過ぎてWST-4-に合流し、コ−スは左側に大きくカ−ブ、さらに登って行くと間もなく標高500m以上“東山(Tung Shan)”の東屋に到着。この辺り視界は僅か10mほど。    、、、、可愛いスズメも人間様と一緒に雨宿り!

↓大老山の麓、引き続き飛鵝山道(WST-4-)を行く。この辺りからコ−スは下り坂となり、途中右手に『翌日の予報もアテにならない香港天文台、大老山気象台』への入口。文句の一つも云いたいのをグッと我慢してそのまま前進! 濃霧はますます濃くなり雨足も強い。さらに下って行くと車両通行禁止のゲ−トとそこから左手に入るコ−ス≪写真はゲ−トを通過して振り返って見た様子≫。このコ−スは“扎山道”と呼ばれる飛鵝山麓を迂回して彩虹方面へ戻る道。またこの地点はMHT-5-が合流するポイントでもあり、道の名も“沙田アウ道”と変わる。左手下の九龍の街並みもガスの中!

↓若干ガスが薄れ街並みが見えてきた。低い黒雲が垂れ込めているが、前方には“慈雲山”とさらに遠くに“ライオンロック”高度が下がるにつれガスも薄れ微かに香港島も見えてきた。   、、、ダラダラ坂下りはまだ続く!
      、、、、、振り返ると頂上付近が完全に雲の中の“Kowloon Peak”

↓慈雲山のビル群と“黄大仙(Wong Tai Sin)”や“鑽石山(Diamond Hill)”界隈の様子。間もなく一行は“沙田Pass”に到着。しかし雨はまだ降り続けている。休みも取らずに我々は沢沿いの“郊遊路徑”に入る。雨の中カメラを向けるとレンズに雨しずく!   

↓沢の水量も増して激しく流れている。この夏向き木陰のコ−スは今日初めて歩く山道だが、アッチコッチに水溜り、滑り易い石段を用心しながらの下山行! 又もや雨足が強くなってきた。それに風も強い! やっと終点のゲ−トを潜って今日の歩き約7km強のFinish!          、、、、、後は舗装道路を下って沙田路へ。 

↓タイミングよく来合わせたミニバスに飛び乗りイザッ沙田へ! いつも利用する駅ビルのショッピングモ−ル内にある上海レストランに直行。先ずはパンツまでズブ濡れから解放されたく全身総衣替え、、、それから皆で楽しく打ち上げ食事会となりました。

こんな事は滅多に無い! 3年間毎週山登りをして早150回、思い出してもほんの一、二回は初めから最後まで雨にやられたが、大抵の場合は必ず途中で雨は止んでいた。また朝自宅を出発する頃に降るのか?止むのか? 紛らわしい惑わされるような天気も香港の特徴、既に重々承知の助ながら今日は見事に予想が外れて一日中降りっぱなしだった。まぁ〜仕方ないだろう、こんな日もあるさッ! それにしてもこの“Kowloon Peak”は毎回天候に恵まれないな〜! 何でだろッ? 呪われたかな?
ところで出発地点の“百花林”は“孫文”の母方の墓がある所。
“孫文”について感心がある方は拙文を読んで見て!
⇒過去の独り言-2002年版-(2002.5.2 記)
また下記は前回の関連レポ−トです。
⇒[2002年4月28日]飛鵝山(Kowloon Peak)〜Wilson Trail-4-逆行

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