「lifehack」って何か違ってないか?

lifehackなるものは、その言葉から受けるイメージゆえに興味がある。

そんなわけで、

Lifehacking.jp

をはじめとする、いくつかのlifehackをネタとしたものを読んでみているわけだが、それらを見て思うのは、

それは「life」hackとは違うんじゃない?

ということ。lifeを英辞郎で引いてみると、

life
【名】

1. 人生{じんせい}、この世、生涯{しょうがい}
2. 人命{じんめい}、生命{せいめい}、寿命{じゅみょう}
3. 生活{せいかつ}、暮らし
4. 生物{せいぶつ}
5. 生きがい、活気{かっき}、元気{げんき}
6. 実物{じつぶつ}、本物{ほんもの}
7. 〈俗〉終身刑{しゅうしんけい}
8. 《囲碁》生き

ということになっている(例文は省いた)。つまりまぁ簡単に言えば、「生活全般」ということだ。だから、「lifehack」とは、「生活を充実させるためのhack」という意味だと思っていた。だから、

生活の知恵

に近いものではないかと思っていたわけだ。もっと言えば、「生活の知恵」そのものじゃなくて、生活レベルをもう一段高いところに引き上げるようなそういったもの。

ところが、世の中に流配する「lifehack」の類は、「生活全般」と言うよりは、

仕事(job, task)をいかにうまくやるか

ということばかりが書かれている。その「仕事」もどちらかと言えば、taskに属することが多い。まぁ確かにtaskに追われるのは、lifeとしても好ましくはないのはわかるが、なんか違う。情報カードがどーとかこーとかみたいなことや、スケジュール帳がどうだこうだということなんて、

人生にはどうでもいい

ことだと思うのだが。それよりは、「100円支出を増やして、昼食を楽しく充実させる」とか「健康的な習慣を長続きさせる」みたいなことの方が、よほど「lifehack」だと思うのだが。

それとも、白馬は馬ではないように、lifehackはlife+hackではないのだろうか?

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