<落語家・夢之助さん>「手話通訳気が散る」島根の敬老会で

2NN経由で。

<落語家・夢之助さん>「手話通訳気が散る」島根の敬老会で

場所が場所だけに、なんか知り合いがいっぱい絡んでそうな気がする… みんな元気かな?

そう言えば、私が「手話通訳デビュー」したのは落語の通訳だった。落語をやってて(落研にいた)手話をやってるというのは、わりとレアな存在だったもので、頼まれたわけだ。もちろんいきなりやるのは知っている噺でも難しいから、演題を聞いておいて事前に練習をする。

確かに落語に手話を合わせるのは、簡単じゃない。本人がやるのならまだしも、「通訳」となるとなかなか合わない。その時も結局思うように合わせられなくて悔しい思いをした。とは言え、

「落語は話し言葉でするもので、手話に変えられるものではない」

というものでもない。それで済むのであれば、何も寄席に行く必要なんてなくて、録音を聞いてりゃいいわけで。あるいはネトラジみたいなことでもいい。うまくしゃべれればいいってことになるのだから。

名人と呼ばれる人の高座は、音がなくても面白いものだ。まぁ事前に噺の内容がわからないとそれも難しいけれど、それこそ手話や字幕でもついていればそれで十分だ。確かに「落語は話し言葉でするもので、手話に変えられるものではない」ということ自体はまるっきり嘘でもないけれど、手話に変えられないから伝わらないかと言えばそうでもない。それにまぁ芸なんてのはなんでもいいからウケてしまえば「勝ち」だろう。

さらにそこに、

聴覚障害者から知らされた県ろうあ連盟は夢之助さんや市、落語芸術協会に抗議文を送付。夢之助さん側は謝罪文で、発言の真意について「気も散漫になって話を間違えることでお客様に迷惑をかけてはいけないので、手話の方に、私の横でなく、後ろに立つか、座ってくれるのか……との思いで声をかけた」と説明したという。

とか言い訳してるようだけど、そりゃ要するに

私はプロじゃありません

と言ってるように見えるのは、気のせいかね? それに、後に立たれるとよけいに気が散るぞ。言い訳のための言い訳にしか見えんのだが。