後楽園方面

昨日、「東大が邪魔だ」という話を書いたので、東大の向こうを回るコースを考えた。

ところが、さすがに邪魔な東大。敷地が広いために、普通に向こうを回るコースとなると、かなりの遠回りになる。なので、ちょっとでも近道しようと思ったのが間違いの始まり。

実は私は散歩の時は地図は基本的に持たない。たいてい街角にある案内図で足りるし、「○○通り」のトポロジさえ把握しておけば、少なくとも迷子にはならない。地図あると楽だよなーと思うのだけど、楽しみが減るような気がするので持たないことにしている。もちろん散歩じゃなくて、用がある時には地図に頼るけど。

そんなわけで、まずは「春日通り」の方を上がることにした。これも素直に春日通りではなく、「湯島天神」の中を抜けるコースだ。そのまま「湯島小学校」の前を通り、結局「本富士警察署」の前に出たところで間違いに気がついた。

このコースはそのまま「無縁坂」の方に一度降りないことには、東大の向こうは通らない。と言うか、このまま行くと「向こう」じゃなくて「手前」を通るコースだ。無縁坂を降りて東大の向こうというコースは、すなわち「根津神社」の方まで「不忍通り」を行くということで、それはとりもなおさず

昨日と半分は同じコース

である上に、これは相当な距離である。さすがに東大、ダテに邪魔じゃない。ざっと計測しても7kmある。これはお散歩コースにしては距離がありすぎだ。ひたすら歩くだけなら行けないこともないが。

同じことは東大の駒場校舎でも言えて、私が以前渋谷の円山町に住んでいた時、最寄りバス停は「東大前」だった。ある日、先端研の某研究室に呼ばれて行った時に、「うち近くだから歩いて行きます」と答えて、本当に歩いて行った。電車的には最寄り駅は「神泉」で、「東大駒場前」は1駅でしかない。1駅乗るのも馬鹿らしいので、歩いて行くしかないし、最寄りバス停が「東大前」なんだから、バスに乗るわけにも行かない。「歩く」というのは当然の決断である。

ところが、東大(駒場)は中をつっきっても広い。だいたい教養学部は駒場3丁目で、研究キャンパスは4丁目。荷物もあったし夏だったので、着いた頃にはヘロヘロになっていて、帰りは結局電車にした記憶がある。まー、研究キャンパスから東大駒場前の駅までも結構あるんだが。

この「キャンパスがやたらに広い」のは、都心でも歴史のあるキャンパスを持つ大学はたいていそうだが、東大は別格だ。広過ぎる…

まー、そんなわけで「東大の向こう」というのは諦めて、春日通りをひたすら行くことにした。

湯島天神のあたりは住宅街なので、人通りは少ない。本富士警察署が近くなるあたりから、また人通りが増える。増えて気がついたのは、あの辺「若いねーちゃん」の「短いスカート」をよく見掛けたということ。あの辺は医療機器や実験機器の会社が多く、あまりそういったものとは縁がないような気がするのだが、どうしてだろう。

とか思いながら春日通りを進むと、「本郷三丁目」を過ぎたあたりから下り坂になる。この下り方はこういった大きな都心の道にはありえない程だ。「東富坂」はそのまま素直に下りないで、ラクーアの方にショートカットして、「後楽園」となる。

後楽園

「白山通り」をそのまま行くと寒くなる… じゃなくて、「水道橋」の方に行くのだが、そろそろ帰り道にならなければならないので、「壱岐坂通り」に折れ、「壱岐坂」を上がる。途中で女子高生と何度かすれ違うが、おそらくは「工芸高」の生徒なのだろう。制服が同じだった。

壱岐坂を上る途中に、「三河神社」という小さな神社がある。由来にはいろいろ書いてあるが、要するにこのあたりの氏神みたいなものだろうと思う。ちょっと覗くと、猫が賽銭箱の上で日向ぼっこをしていた。

三河神社

そのまま帰ろうと思ってふり返りかけると、灯籠の文字に目が止まる。

親父ギャグ

いや、あの、その、ちょwwww いったい、これは何なのだろう。

「親父ギャグ」の書いてある灯籠は写真のものだけで、外に並んでいるのは普通に俳句や歌のようなことが書いてある。ではあの灯籠は??

壱岐坂を上り切ると、本郷通り。そのまま「蔵前橋通り」に入って家に帰る。途中、店主と仲良しのローソンに寄るが、市中のサンドイッチやおにぎりと比べると、随分と高いことに気がつく。「ミッフィーちゃんキャンペーン」の時しか行けないなぁ。

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