駒込

医師会館で会議があったので駒込に行く。

前に「キョリ測」で見た時に、駒込は片道1時間くらいだとわかっていたので、帰りは徒歩にした。

駒込からうちまでは大きく2つのルートがある。「本郷通り」を通るコースと、「不忍通り」を通るコースだ。この2つの通りは、駒込とお茶の水で交差している(厳密にはちょっと違うが)。だから、どっちを行ってもほぼ同じであるが、本郷通りの方がちょっとだけ近いような気がしたので、本郷通りを通ることにした。

本郷通りには都営バスが通っている。他の路線のことはよく知らないが、この通りのバスは「老人バス」だ。JR駒込駅からバスに乗ると、途中でどんどん老人が増えて行く。それもそのはずで、本郷通りには、「寺社」と「病院」がいくつもある。老人御用達な通りなのだ。特に駒込付近はその傾向が強い 。この吉祥寺と、京王線の果ての吉祥寺は何か関係があるのかしらん。

吉祥寺

寺社に飽きたあたりから今度は東大になる。不思議なのは営団南北線の「東大前」には東大はなく、あるのは文京学院であるということ。そのことにつっこんでいるうちに、東大農学部のキャンパスとなり、これから延々と東大だ。この延々具合は、松江<->東京間の高速道路が、延々と静岡県であるということに似ている。

このあたりは、いかにも東大の前といった感じで、通りには本屋とか予備校とか並んでいる。その本屋の中に「慶應書房」なる看板を見つける。何も東大の前に進出しなくても、大人しく慶應の前あたりにいればいいのにと、よけいなツッコミをしてしまう。

慶應書房

そのまま東大の前を行くと「赤門」がある。

赤門

今は赤門は東大の門の一つであるが、別に東大のために作られた門ではない。この「門」は不動尊のように、赤とか黒とか色とりどりだ。「黒門」は上野末広亭のあるあたりのようだ(あのあたりを「上野黒門町」と呼んでいたらしい)。と言えば、本郷通りの途中に「目赤不動尊」というのがある。写真は撮らなかったが。不動尊には「目黒」「目白」「目青」「目赤」があるんだったかな。

赤門の前には、「日立の樹」のミニチュアのような樹がある。似たような樹は、富士通川崎工場の中にもある。撮影でハワイに行く金がない時には、これらの樹を代用にするらしい(嘘)。

赤門を過ぎて、「春日通り」の交差点を過ぎると、いきなり東大っぽさがなくなり、普通のオフィス街になる。ここから先はもう何度も歩いている道なので、特に説明することはない。