モンゴルに行った時にボルツを持って帰って来た。
ボルツは、
これを読んで知った時から、非常に興味を持っていたのだ。
簡単に言うと、「フリーズドライの牛」だ。お湯で溶かすと、お手軽にビーフスープが取れるらしい。
そんなわけで、試してみた。普通は粉末にしてあるものらしいのだが、持って帰ったのは塊のもの。これをまず包丁で程々の大きさに切り、ミキサーにかける。「もぐさ」のようなものが出来上がる。
気分的に「かつお節」に近いものなので、同じようにお湯に入れてスープを作る。モンゴルの岩塩も入れる。
そうすると部屋中に、牛の臭いが… orz
モンゴルの牛は草を食っているので、OGビーフ同様草を食ってる牛独特の「草臭さ」がある。ハナマサで牛スジを買って来て下茹ですると同じ臭いがする。私はこの「草臭い牛」が苦手なので、閉口する。
しょうがないので、ニンニクや胡椒を入れてごまかそうとする。牛臭さはなかり減るのだが、今度は「干物臭さ」が強烈になり、また閉口する。干し系の出汁材にありがちの臭さを、うんと強烈にした感じだ。
スープはしばらく煮てから放置すると、綺麗な黄金色の「ビーフコンソメ」風のものになっている。飲んでみると、実においしい。件のページには、
> 肉が細かくほぐしてあるので、削り節と同じ原理で良くダシが出て、一瞬で数時間煮込んだような肉の旨味がお湯に溶け出します
と書いてあるが、全くそのとおりだ。
とは言え、「草臭さ」と「干物臭さ」には参る。現地の人はこれも含めて風味だろうし、そんなもんと思ってしまえばそんなもんと言えなくもないのだが、一般ウケはしないだろう。
試しに出汁ガラを醤油と一緒に空炒りしてみたのだが、これは随分と臭いが減った。次回はこの辺をhackしてみよう。
こんにちは。始めまして。
うちの家族が昔から愛読させていただいているのですが、ボルツについての記事もあったのですね。
料理の工程がいかにもプログラマらしく合理的でシステマテックに書かれているのが読んでいて楽しいです。
おわ。よく見るとモンゴルな方だ。
現地の諸々は好きなので、仕事とか出来るといいな思ってます。
レシピについては、「レシピと言うより小論文」って感じだと言われてますw