うさぎ飼いとしての野望

実は私がウサギに力を入れるのは、「ウサギがもっとポピュラーなペットになって欲しい」と思うからです。

日本ではペットと言えば、犬や猫がほとんど。お陰でペット用品屋さんにも犬猫のものばかりだし、「動物病院」も犬猫以外を見てくれるところは少ない。それもこれも、ウサギがペットとしてポピュラーじゃないからだと思うわけ。

なので、ウサギのネットワークを作って、ウサギをもっと普及させたいと願う。当面の課題は、「里親システムを確立する」ということ。

子ウサギの需要が出来れば、ウサギの「増え過ぎて困る」というのも問題にならなくなるし、そういった流通が確立すればウサギを飼いたい人も入手が簡単になる。いくらかわいいとか手間がかかっているからとは言え、ネザーランドドワーフが1匹2万円というのは、ペットとして敷居が高過ぎる。

ウサギのペットとしての知見も犬猫ほどはないし(家畜としてはあるけど)、そういった情報を交換する場があれば、初心者も入りやすい。

うさぎMLを始めた頃って、「愛玩用ウサギ」の情報がとても少なかったのです。もちろん本とかあるし、御料農園でうさぎ飼育してた友達とかいたし、子供の頃学校でうさぎ飼ってたりしたんだけど、どれも「愛玩用ウサギ」の情報としては不足なものばかり。「家畜用」なら情報多かったんだけど。

だから、ネットで「愛玩用ウサギ」の情報を共有できるといいなーと思って始めたわけです。あの当時でも今でも、やっぱり「愛玩用ウサギ」の情報は、犬猫に比べたら情報が少ない。

で、最近気になるのは、徐々に増えて来てる情報の中には、どうも「それ本当?」って思うのが少なくないということ。たとえばあちこちのうさぎの飼育書には「迎えて1週間くらいは触らないように」とか書いてあるのだけど、経験的にはどうもあれは嘘っぱちじゃないかって気がしてる。また、「生後2ヶ月以上の子を迎えましょう」とかって言ってる人が多いけど、そんな大きくなった子はペットショップにはいない。いないうさぎは飼いようがない。

ネットで情報の共有がされれば、そういった「定説」が本当に正しいのか、それとも擬似科学なのか、だんだんわかるようになるんじゃないかという気がする。悲しいことだけど、失敗ってのは結果からしかわからないわけで、自分が「達人」になるまでにするべき失敗って、とても自分の失敗だけじゃ間に合わない。だから、他の人の失敗も自分の糧にしなきゃいけない。「成功例」にしても、それが本当に科学的に正しい成功なのか、それともたまたま運が良かっただけなのか、それがわからないといけない。

まー、我々は単なる「うさぎ好き」であって、「研究者」じゃないからそんなに立派に「科学」できるってわけじゃないけど、いろんな「事例」が集まればもっと「うさぎを飼う」ことがポピュラーになるんじゃないかなーと思うわけ。

だからネットで情報を共有したいわけ。

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