ネットは悪評を集めるためのツール

ネットの上の情報はそのまま信じるわけには行かない。だから、情報の整理をする能力が必要である。なんてことは「大人の常識」なのであるけど、自分の知らないことだと信じるべきかどうかはよくわからない。わからないから調べてるわけだし。

ただわりと信用できるのは、ネガティブ情報だ。ある事象を否定的にとらえることは難しくないし、それだけに精度も高い。もちろん根拠のない誹謗中傷の類もいっぱいあるのだが、それとても「根拠のない誹謗中傷をしたくなる何かがあった」からなわけだ。

たとえば私のネット上の悪評の何割かは、事実無根だ。心底私のことを嫌いな人が何人かいることは知っているのだが、彼等はそれ程愚かでもないので、積極的に悪評を流すようなことはしていない。ほとんどの悪評の元は「山田AG」によるものだ。その「悪評」は事実無根ではあるのだが、彼にはそれを流すだけの理由があるのも確か。その「理由」まで見れば、「悪評」そのものは事実無根であっても、「私がどんな人か」の一端がわかるはず。そう考えると、全てが棄却されるすべき「ガセ」でもないのだ。

ネットにはポジティブ情報は少ない。その数少ないポジティブ情報はかなり高い割合で「サクラ的ガセ」であることが少なくない。そして残りのほとんどは「当事者によって積極的に流されている情報」で、プレスリリースや宣伝と大差ないし、それ以上の情報がない。自発的に流されるポジティブ情報は実は極端に少ない。だから、ネットで上では「集められないもの」と思う方がいい。

物事には賛否あるわけだけど、ネットで集まるのは否ばかり。「だから賛がない」と解釈するのではなくて、「元々賛が集まり難いもの」と解釈するべき。そう思って使えば、いくらか事実に近付ける。

Google Reader Yahoo Facebook Twitter Digg FriendFeed Delicious Google Translate
This entry was posted on5月 18th, 2007 at 3:59:08. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Both comments and pings are currently closed.

Comments are closed.

  • 私について

    ただのプログラマです、ハッカーではありません。

    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

    秋葉でちっこい会社をやってます。 こーゆーことがお仕事です。

    詳しいことは、自己紹介のページでも見て下さい。また、mixiの方でもいろいろわかるかも知れません。

    日経ITProに連載(生越昌己のオープンソースGTD)を書いています。「ちゃんと書いた文章」が読みたい人は、そっちを読む方がいいと思います。

  • このページについて

    ここは私の雑文の置き場です。WordPressを使っていますが、いわゆるblogのつもりで書いているわけではありません。「覗き見のできるチラ裏」くらいの意味しかありません。

    もしかしたら有用なことがあるかも知れません。あるいはむかつくことも書いてあるかもしれません。それらはみな「そんなものだ」と思っておくに留めましょう。

    コメントを書くのは構いませんが、「反論」の類はよそでやって下さい。同意する気のない人達と議論する気は全くありませんので、議論したければよそで勝手にやって下さい。

    と言っても、「読むな」「広めるな」というわけでもありません。リンク、ブクマの類は御自由に。

  • カテゴリ

  • 過去の記事

  • メタ情報