mixiで得た教訓

私のマイミクには「凄い人達」がいっぱいいる。

これはIT系に限らず、各方面に渡る。まぁ世事に疎い私は、他の人に言われてから、「へー。この人こんなに凄かったのか」思ったりするのだが、その人の周辺や紹介文を見ると「げげ!」と思う人が少なからずいる。それが「マイミクのマイミク」や「マイミクの交遊範囲」まで拡がると、もっととんでもなかったりする。なんて状況は「人脈フェチ」には垂涎なんだろうと思う。

とは言え、この状況はある程度以上マイミクのいる人は、それ程珍しいこともないと思う。マイミクのマイミクを見たりすると、「へー、この人ってこんな人と関係があるんだ」とびっくりしたりすることは少なくない。

でも、本人はわかっていると思うが、そういった「凄いマイミク」が特別に凄い経緯でつながっているわけではないことだって少なくない。たまたま両者の共通の趣味の関係だったり、実はそっちの方だと「凄い人」の相対位置が逆だったり。つまりまぁ「マイミクになっている」なんてのは、早い話が「単なる偶然」の一種であり、「凄い」かどうかは結果に過ぎない。だいたい、mixiなんてのはそんなものだ。何か共通するものがあれば、社会的地位やら肩書の類とはまるっきり関係なくつながってしまう。

だから、mixiというシステムで得た一番の「教訓」は、

誰かと知り合いだということは何の自慢にもならん

ということかも知れない。つまり「コネ自慢」なんてしてもしょうがないということ。

そりゃ「つながり」ってのは、ないよりはあった方がいいのだろうけど、その「つながり」なんてのもしょせん「マイミク」というのと同じようなもので、「命投げ出してでも」という関係から「いつだったか名刺交換したよな」程度のものだってあるわけだ。そして、その「関係」というのは双方が同じように思っているわけでもない。

なんてことは、多分たいていの人は気がついているわけだから、殊更に「コネ自慢」なんてしてるのは、みっともないを通り越してイタくもある。

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