散歩をする時に、私は基本的に地図は持ち歩かない。

地図があるとどうしても「行かなくても行った気になってしまう」ため、新鮮な発見が減るのだ。「この道はこの辺とつながっているのか」というのは、それ自体で楽しい発見である。これを失なうのはちょっともったいない。道には道の原理というものがあるから、それさえ把握しておけば、そうそう迷うことはない。

ただ、持ち歩かない理由は他にもあって、「適当な地図がない」のだ。

コンビニあたりで売ってるミニマップは、余分なページが多くて重いし、すぐ古くなってしまう。GoogleMapを印刷してはどうかとも思ったのだが、どうもひらひらして使いにくい。適当なお散歩用の地図というのは、なかなかないものだ。

ポケット地図を印刷するサービスが紹介されていたので、さっそく使ってみた。

１枚の紙からミニ地図帳を作るALPSLAB printを公開

1/10000で自分の家のあたりを中心に印刷すると、ちょうど1時間で往復できるくらいのエリアの地図帳ができる。細かいところの地図が出るのは、中心にしているあたりだけなのだが、必要なら他のところも印刷すればいい。

印刷する紙はA4なのだが、説明に従って折るとA7版になる。これだと胸のポケットにも入る。しかも、本のように折ったままで地図が見れる。しかも、「自分にとって必要な地図」が作れるし、ナビウォークの地図みたいにエリアが狭過ぎてよけいに迷子になるということもない。

もうちょっと折りしろについて配慮してあると良いと思うが、そんなのは些細な問題に過ぎない。ちょうどいい地図が簡単に作れるというのは、実に素晴しい。