外山恒一って案外マトモじゃん…

散歩に出掛けたら、初めて外山の選挙ポスターを見た。

掲示板はそこらじゅうにあるのに、ロクにポスターが貼ってないところが泡沫候補らしい。せっかくなので立ち止まって読んでみた。

「ノリ」で書いているとおぼしき部分を除けば、至極マトモなことが書いてある。私が「野党」に求めるものの、ほぼそのままがある。イデオロギーではなくて、「大衆の本能」に近い部分なのではないかという気がする。そういった意味ではあの得票の少なさは意外にさえ思う。多分、「ノリ」の部分ばかりが強調されたせいだろうし、また本人もそれを望んでいたフシもあるし、マトモそうな部分もノリの一部だったのかも知れない。

と同時に、あれは「野党」のスタンスであって、それ以上でもそれ以下でもないことも感じる。病人が病気が治ったら、「元気な病人」になるのではなく、「ただの人」になる。それと同じように、あれはどこまで行っても永遠の野党だ。万年野党の社会党がうっかり政権を取ってしまった時にウロたえてしまったのと同じようなことになるだろう。だから、間違っても通るための活動はしないだろうし、好意的に見れば「ノリっぽい部分」というのは、通らないための工作だったように思う。

首長じゃなくて、議員だったらそれなりに評価されても良いんではないかという気がした。