例の事件、結果的に弁護側は片山氏に騙されていたということになる。
それについて、どちらかと言えば弁護側にシンパシーを持ってくれていた人達から、
弁護団(側)の人達は片山氏への怒りが足りない
的なことを度々言われた。
まぁ、言いたいことはわかるし、私なんかでも結構腹は立ってる。それはまぁ、他の人達だってそう。まぁ、もっと正確に言えば、
怒りを通り越して脱力
してるわけなんだけど。
そりゃこれで鬼の首を取ったかのように「検察や警察は正しい」とか主張する人達や、「冤罪なんて怪しい」とか主張する人達、あるいは
佐藤弁護士赤っ恥。
とか言っちゃう人まで出ちゃうわけで、とりあえず腹立てておけば格好がつくというのは、それはそれでもっともな話だし、内心では怒り心頭な人もいると思う。まぁ、本当のところ「怒りを通り越して脱力」な人の方が多いと思うんだけど。
とは言え、弁護側に近ければ近い程、表立って怒る人はいない。なぜなら、
怒っても無駄
なのが、片山氏だからだ。てか、そーゆー怒りが通じるようなタマだったら、そもそも誰も「騙され」たりしない。
つまりはそーゆーことで、怒っても通じない相手に怒ってもしょうがないし、そこで怒るということはポーズに過ぎないし、そのポーズは何のためになるかと言えば、結局
僕悪くないもーん。
でしかないわけで、頭いい人達が見たらあまり格好のいい態度じゃない。
そんなところで怒って見せるよりは、真相や深層を見る努力した方が、ずっと楽しいし、問題解決になる。それが面倒なら、おいしい御飯でも食ってる方がいい。
まぁそんなわけで、誰もが温厚で緩いとかそんなわけじゃなくて、とにかく怒っても無駄なことだから怒ってないだけ。「視聴者」の皆さんは「なんだかなぁ」とか思って釈然としないと思うのだけど、一番釈然としないのは弁護団だろうし、その次に釈然としないのは「内野」にいた人達。その辺は理解して下さい。