「真犯人メール」の謎解き

この事件の特徴は、

そんなこと絶対起きるわけねーだろ

的なトリックを、それ程頭がキレるわけでもない片山氏が、易々とやってしまったところだと思う。

前に書いた、「真犯人からのメール」の中で、

コピペ元について「クラウド等に置いておけば」みたいなことを言ってる人もいたけど、そういった行動をすれば、どうせまた彼は調べられてしまうわけで、仮にやっていればバレバレになる。

という話の謎解きを聞いた。

なんと、真犯人メールで触れられていた2件の「秘密の暴露」として書かれていたものは、実は秘密でも何でもなかったのだ。

これ、「わかる人にはわかる場所」に、公開されている文面だった。つまり、彼が直接それを保存している必要なぞなく、「わかる人にはわかる場所」に行けば、まるっと上げられているものだ。彼はそれを知っていて、いかにも「秘密の暴露」を装って、あのメールに書いたのである。件のメールにある

僕と真犯人しか知らない情報

と称するものも、みな同じ方法で入手出来るので、さほど苦労せずに、正確に書くことが出来たのだと言う。

もう一つ、「埋められた携帯からのタイマー送信」というところで、なんで埋めたメールからメールが送れるのだ? と思っていたのだが、これも

深さ1cm程度ならメールは送れる

ということがわかっている。それは彼がわかっていてやったのか、たまたま埋めた深さが浅かったからかはわからないが、少なくともそんなことで出来るようだ。

このように、「彼の手口」は、一見不可能あるいは困難に見えることを、さらっとやってしまっているということで、検察側も弁護側も振り回されている。

まぁ、「後出し」で

絶対に不可能でないもの以外は可能とみなせ

とか言うのは簡単だけどね。

Yahoo Facebook Twitter Digg FriendFeed Delicious Google Translate
This entry was posted on5月 26th, 2014 at 14:20:38. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Responses are currently closed, but you can Trackback..

Comments are closed.

  • 私について

    ただのプログラマです、ハッカーではありません。

    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

    秋葉でちっこい会社をやってます。 こーゆーことがお仕事です。

    詳しいことは、自己紹介のページでも見て下さい。また、mixiの方でもいろいろわかるかも知れません。twitterは@ogochanですが、たいしたこと言ってません。近頃はShorplug内の別館で日記書いたりもしてます。だいたいここのコピーだったりしますが、ログインするとコメントがつけられます。

    日経ITProに連載(生越昌己のオープンソースGTD)を書いています。「ちゃんと書いた文章」が読みたい人は、そっちを読む方がいいと思います。

  • このページについて

    ここは私の雑文の置き場です。WordPressを使っていますが、いわゆるblogのつもりで書いているわけではありません。「覗き見のできるチラ裏」くらいの意味しかありません。

    もしかしたら有用なことがあるかも知れません。あるいはむかつくことも書いてあるかもしれません。それらはみな「そんなものだ」と思っておくに留めましょう。

    コメントを書くのは構いませんが、「反論」の類はよそでやって下さい。同意する気のない人達と議論する気は全くありませんので、議論したければよそで勝手にやって下さい。

    と言っても、「読むな」「広めるな」というわけでもありません。リンク、ブクマの類は御自由に。

  • カテゴリ

  • 過去の記事

  • メタ情報