経済学者の不思議

dankogaiがこーゆーページを見つけて来た。

経済学「迷」言集について

これを読んで、いつも思っていることを書いてみることを思いついた。

まぁ件のページはいわゆる「ジョーク集」なんで、極端なネタばかりなんではあるけど、リアルの経済学者に、いつも不思議に思っていることがある。それは、

自説を裏付ける数理モデルの提示がない

ことだ。

よく、経済学者は「風が吹くと桶屋が儲かる」的な話をする。理学的な世界観で言えば、「未来は現在と時間の関数」である。だから、風が吹いて桶屋が儲かるかどうかは、その支配方程式を提示して、その妥当性を検証すればいい。「検証」の類は容易でないことは少なくないが、論理としては簡単だ。そうやって支配方程式を求めれば、「未来」は方程式の解になる。「天気予報」が「競馬予想」より打率が良いのは、そういったことだ。

ところが、「経済学者」は「風が吹くと桶屋が儲かる」とは言うし、「~だから桶屋が儲かる」とは言うのだが、その「妥当性」について検証させてくれない。自分でも検証している様子がない。

「競争原理が有効に働くようにすることが、経済活力だ」とは言うけれど、そしてその「理由」らしきことは言うけれど、それを裏付ける数理モデルは提示してくれない。別の人が計算して見せてくれたのも見たことがない。いや、もちろん私の知らないところで計算してるのかも知れないけれど、あんまり見えるところにない。あまりそんなものが見えないから、なんとなく

思い込みを公言している

ようにしか見えない。まぁ、多分現実世界ってのは複雑系だから、「支配方程式」も単純じゃないだろうけど、それでも何か示されていても悪くないはずなんだが。

「いや、そうじゃない。それは君の思い込みだ。経済学者はちゃんと数理モデルも提示しつつ自説を展開してるんだよ」という事例があったら教えて下さい。

経済学者の不思議” への1件のコメント

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