タラコスパゲティの話でも書いたものなんだけど。
まず、タラコを買って来る。どうせほぐしてしまうので、クズ状のもので十分。いわゆる「切り子」という奴だ。その後の手間を考えれば、チューブ入りの奴でもいいくらいだ。
これをボールに入れてほぐす。タラコは薄い皮がついているが、これはフォークで引き千切るようにして中身を出す。ただ、この状態の時に皮を除くことに一生懸命にならなくていい。
ちょっとほぐれたら、オリーブ油を適当に入れる。量の加減としたら、ほぐしたタラコがうまく混ざるくらい。まぁそんなに量に気をつかう必要はない。適当適当。
この段階になると、薄皮は粒々と離れやすくなっている。箸やフォークでかき混ぜていると、勝手に皮だけが箸やフォークにまとわりついている。これを捨ててしまうと、粒々がもったいないが、つまみ食いしてしまえばどうってことない。
ここに「マスカルポーネ」を入れる。マスカルポーネは普通は「ティラミスの材料」くらいにしか使われていないが、牛乳のコクを手っ取り早く利用するには都合がいい。他のクリームチーズでもダメなことはないのだが、酸味のあるチーズを使うとペーストが苦くなってしまうので、酸味の少ないものを選ぶといい。
よく混ぜたら出来上がり。出来たものはパンに塗るなり、スパゲティに絡めるなりして使う。日持ちはあまりしないので、3日くらいで使ってしまうのが良いだろう。3日過ぎてしまったものは、ラップをしたまま電子レンジで加熱すると、また違う味が楽しめる。