ホットチョコレートとココア

ちょっと前に「ポーラーエクスプレス」を見に行ったのであるが、その中で「ホットチョコレート!」と歌うシーンがある。その後に連れは「ホットチョコレートが欲しくなりました」とか言っていた(結局飲めなかったが)。

その時に「ん? ホットチョコレートってココアのことじゃないの?」という話をしていたのだが、連れは、「英語として同じものを指すにしても、日本人にとってはきっと違うはず」と主張していた。確かに「ナクチ」と「タコ」は違うものだし、「pumpkin」と「かぼちゃ」は別のものだ。

「ナクチ」はOctopus minorで「タコ」はOctopus vulgaris
「pumpkin」は日本では「栗かぼちゃ」

ということで、ぐーぐる様に聞いてみる。検索語は「ココア ホットチョコレート」である。

これで一番権威ありそうな、「日本チョコレート・ココア協会」の見解

http://www.chocolate-cocoa.com/dictionary/dictionary4.htm

によると、「厳密な区別はない」とのこと。これは私の主張と同じ。

でも、これじゃあ面白くないので、いろいろ見ると、「ココア」とは「カカオからカカオバターを除いたものを粉末にしたもの」で、それから作る飲み物。「ホットチョコレート」は、チョコレート(カカオからカカオバターを除かない)をミルクに溶かしたものというのが一般的な区別らしい。ちなみに、「ココア」を発明したのはバンホーデンらしい。

ホットチョコレートにはクーベチュールチョコ(お菓子作りによく使う奴やね)を使うのが良いらしい。作ってみるのも良いんだが、ちょっと勇気が必要ね。

さて、除いたカカオバターは何に使うかと言えば、ホワイトチョコレートに使うのはもちろんであるが、他の用途にも使われている。カカオバターの融点はちょうど体温くらいなので、座薬の基剤に使うそうな。