以下の話には特に思想はない。単なる感想である。
若干話の時間関係が前後するが、先日神戸に行って来た。
IRCな人
と遊ぶためである。御存知のように、神戸は大震災があったところである。実は私はポートアイランドの中にあるSunTVの営放システム構築のために、神戸には
通勤
していた時期もあるので、どう変化しているか、色々気になっていたのである。まぁこの辺は、神戸と付き合いがある人は当然である。
あれから2年たったのであるが、やはり震災の爪跡は…
跡かたもない!
のである。確かに更地があったりするのであるが、これはバブル崩壊後の都会では、そう珍しいものではないし、あちこち工事しているのは見るが、それは
新興住宅地
にありがちの風景であるから、特別に違和感はない。道路がヒビ割れた跡はあちこちにあるのだが、これは
震災と関係ない松江でも普通に見る
ことであるから、これもどうと言うことはない。これでは知らない人が見たら、
神戸は完全に復興した
と思ってしまっても不思議はない。とにかく、綺麗なのだ。話に聞けば、そこまで綺麗になっていないところもあるそうなのだが、少なくとも私の歩いたところは、綺麗だったのである。
確かにこれはこれで良いことなんだろう。悲惨な過去は過去にしてしまった方がいいだろう。しかし、何か
時の流れのはかなさ
を感じてしまったのである。もちろん街は早く復興して欲しい。いまだ支援の必要のある人も、早くその状況から脱することが出来ることを祈りたい。しかし、そういった事実があったのは事実なのだから、せめて
原爆ドーム
のようなものが残っていても良いのではないだろうか? 色々なことの
記念
として。