松江市放置自転車防止条例

これはローカルなネタである。

最近松江市駅の周辺では自転車は止めてはいけないことになった。その代わりに駐輪場が出来て、そこに止めることになったのである。有料であって色々面倒なのではあるが、まぁ駅の周辺が自転車だらけになるのは色々良くないので、

これも市民の勤め

だと思うことにしている。私自身は滅多に駅に自転車では行かないので、むしろ止め易くなったので歓迎している(従来の駐輪場は混雑していて、常用している人でないと使えなかったのだ)。

ところが、この駐輪場の運用体制がいけない。

まず第一にこの駐輪場は

有人管理

なのだ。チケットの自販機はあるのだが、基本的に門番のお目通しが必要なのである。これ自体はまぁ別にどうってことはないのであるが、やはり人が相手なので気を使うし、先客が変にこじれた話をしていると、待つことになってしまって、ちょっと不便である。また、有人ということは、

人件費が必要

ということになり、あまり運用上好ましいとは思えない。また、門番によっては、

適当に料金を負けてくれたりする

のである。これはどうも合点が行かない。と書くと、

負けてもらって文句言うな

という人もいるかも知れないが、こーゆーことは平等にやってくれる方が、色々安心であるし腹が立たない。例えば負けてくれない人に当たった時は、

ケチ!

という気にもなるし、

他の奴はまけてもらってる

と思うと、色々面白くない。それに、行政の平等性ということにも問題があるはずである。とにかく、こういったところで個人裁量が働くということは、非常にマズイと思うわけである。

まぁこれくらいならいい。問題はこの次なのだ。

この駐輪場の営業時間は、午前6時から午後11時である。それ以外の時間は労働力の都合等から、営業されていない。そして、鍵がかけられて、利用することは出来なくなっている。

ところが、松江駅着の最終電車は午後11時を大きく過ぎているのである。つまり、自転車で駅に来て、帰りがその最終電車になってしまうと、

自分の自転車が出せない

ということになるのである。このことは前にも市の方に文句を言ったのであるが、その時は

仮設駐輪場は鍵をかけないから、そっちに止めろ

という回答であった。その当時は一応不完全ながらも代替手段があったのである。もっともこれも明示はしてないため、知らない人は自転車が出せなくなるという点では同じである。しかし、まぁ知っていれば何とかなった。しかし、今はこの

仮設駐輪場は存在しない

のである。そして、駅周辺はキッチリ駐輪禁止になっているから、適当にその辺に放っておくわけにも行かないから、

午後11時よりも遅い電車に乗る場合は

自転車で駅に来れない

のである。どう考えても、これは

単なる馬鹿

である。

ちなみに、私が締め出された時には、近くの派出所で「何とか出来ないか」と聞いたのであるが、そこのお巡りが言うには、

実は我々も困っているんですよ
ただ、あちらは市のされることなので
管轄の違う我々は何も言えないのです

ということであった。何という皮肉であろうか。この程度の行政センスの都市に住んでいる自分が恥ずかしい。