チキンナゲット

鶏ムネの続きはないかと言われたので。

ジャンクフード屋に行くと、チキンナゲットなるメニューがある。こいつを作ってみる話。どう作っても、あまり御飯のおかずっぽい感じにはならないので、おつまみにでも。って、この考え方の応用は効くとは思う。

材料は例によって鶏ムネ。「チキナゲット」なるものは、タダ同然の鶏ムネを、モモのフライドチキン並の値段で売りつけるという、

錬金術

なのだ。作ればわかるが、いろんな意味で「錬金術」だと思う。

まず、鶏ムネを細かく刻む。あまり細かくしてミンチのようにすると、歯応えがなくなってしまうので、5mm~1cm角くらいにするといい。あまり大きいと、まとまりにくいので面倒がらずに、これくらいの大きさにしよう。フードプロセッサがあると簡単なのだが、なければ包丁で刻む。この時、皮は除いておいて別の料理にした方がいい。皮を刻むのは面倒臭いし、うまく刻めても得られるものは少ない。皮はそれ単体で十分旨いし。

こいつに適当に味つけする。スパイスも調味料も、お好みで。醤油を使えば和っぽい感じになるし、普通に塩胡椒でもいい。まぁこの辺は適当。

ここに玉子と小麦粉を入れる。これも適当にやるのだけど、まず玉子を入れてかき混ぜ、小麦粉を入れて固さを加減するという感じだとやりやすい。玉子と小麦粉を先に混ぜてから… とやると、面倒臭い上に固さの加減が難しい。そもそも、肉から水気が出るし、調味料によっても水気は増えるし、玉子は大きさが決まったものじゃない。だから、「水気」を確定させてから、小麦粉で調整する。固さは適当に形が作りやすいくらいに。まぁ、柔らかけりゃ柔らかいのが出来るだけ。

これを適当に形成してフライパンで焼くなり、油で揚げるなりする。ヘルシーにしたい人は、オーブンで焼いてもいい。これも適当。丸めてからフォークの背で潰すと、「らしい」感じになる。別にしなくてもいいけど。

いろいろ「適当」って書いたのだけど、ポイントは

刻んだ鶏ムネを小麦粉でつなげる

ことだ。その過程で適当に味をつける。基本はこれだけ。

出来たものを食ってみるとわかるのだけど、元が鶏ムネとは思えないような、おいしいものになってくれる。鶏ムネは加熱すると堅くなってしまうのだけど、刻むことでこれがいい加減の歯応えになってくれる。単調になりがちの味も、肉の部分と小麦粉の部分があるために、うまくアクセントになってくれる。

その反面、小麦粉や玉子でつないでいるので、「粉モン」の要素が加わってしまい、つまみには良いけどおかずにはちょっとどうかと思う感じになる。ダメってこともないんだけど、なんか違うんだよなーと。まぁ、お好み焼きやたこ焼で御飯が食える関西人は平気なんだろうけどw

まぁ、いつもの鶏ムネに飽きたら、こんな目先の変え方も悪くはない。

チキンナゲット” への4件のコメント

  1. ピンバック: Tweets that mention おごちゃんの雑文 » Blog Archive » チキンナゲット -- Topsy.com

  2. アメリカでは、胸肉はホワイトミート、
    もも肉はレッドミートと呼ばれ、
    ホワイトのほうがヘルシーで好まれて値段も高く、レッドミートは人気が無くて安いです。
    ケンタッキーなどでもちゃんとメニューの値段で差別されています。日本と全く逆ですね。
    だからアメリカでは、錬金術とは言えないのでしょうね?

  3. こんにちわ。

    サバイブSNSからお邪魔させて頂いております。
    こちらで紹介されていましたナゲットがとても美味しそうだったので私も早速近所のハナマサで胸肉を仕入れて揚げて見ました。

    安くて思ったより手軽で何より旨くて良いですね、これ!今回はフープロを回しすぎてタネを柔くしすぎてしまった為次回はいろいろと調整してみようと思います。
    レシピ有難うございました。

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