「IT山師」像

「山師」ってのは、

夢を売って金にする人

だよね。

そりゃ、夢を夢のまま金にすると「ペテン師」とか言われるけど、何も全部実現する必要があるわけじゃない。「ハリボテ」であっても、みんながいい感じに納得して儲かればいい。「ディズニーランド」に金払うとか、そんな感じ。

そう言ったことから、私の「IT山師」のイメージでこれに一番近いのは、

スティーブ・ジョブス

だ。「未来が来た!」と叫びながら、「ハリボテ」の未来を出して金にする。「ハリボテ」だから、その裏を覗こうとすると「利用契約上許されません」とか言ったりするし、iPod touchにカメラがないことを「これはゲームマシンだから」と強弁したりする。

でも、たいていの人はそれを「ハリボテだ」みたいな「やぼ」なことは言わない。「ミッキーマウスは着ぐるみだ!」なんて言うのは、ディズニーランドで遊ぶことを放棄しているアンチだけだ。心地良くそういった「仮想現実」を楽しむ。

そんなことをしながら、ジョブスは基本的にコンピュータ屋さんだ。まぁ、iPodやらiPhoneやらで、家電に色気を出しまくってるとゆー言い方もあるけど、彼のミッションは最初から「コンピュータを家電のようにする」ことにあったと言ってもいい。お金はいっぱいあるだろうし、投資家から金集めることも出来るだろうけど、金融屋になってしまうわけじゃない。あくまでもコンピュータ屋さん。

もちろんジョブスは単なる「ペテン師」ではない。「ハリボテ」であっても少なくとも信者は納得しているし、客観的に見たって「ハリボテの中身」を作ろうとしてるし、それはだんだん上手くなって来た。まぁ最初のものの中身が出来た頃には、それよりもっと大きな「ハリボテ」を作ってるんだけど、競合会社にビジョンを示しているとも言える。

前のエントリで「足りない」って言ってたのは、こういった人物だ。日本人でこんな人が誰か浮かぶ? まぁ強いて言えば、久夛良木さんかなぁ。

なんてことを、一連のMVC議論の延長のDynabookやらSmalltalk80の話やらで思いついたのでした。

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This entry was posted on10月 17th, 2009 at 5:26:10. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Both comments and pings are currently closed.

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