家畜扱い云々って話になってるみたい。
でも、そんなのどうでもいい。「草食男子」とか言ってみたり、巨根を「馬並」とか言ってみたり、むしろそーゆーのって私はポジティブな方にとらえる。キモさはそこじゃない。
別にこれは「牧場」でなくてもキモい。「御殿」だろうが「お屋敷」だろうが同じだ。何がいけないかと言えば、
個人情報を玩具にされる
というキモさだ。gdgd言うまでもなく、「俺に関する噂」を自分がいない場でされているかも知れないとゆーのは、いろんな意味でキモい。
って、実は私も類似のサービスを考えていた。どういうのかと言えば、「友人知人の情報を集約するmixiの個人ページみたいなのを勝手に作って、それを共有するサービス」だ。私にとってのmixiが、今や「マイミクとの連絡手段」のツールに成り下がってしまっている現状から思いついたもの。「マイミク」が退会してしまうと、連絡手段がなくなってしまって困るなーとか、その辺を解決したいなと思っていたわけだ。つまり、自分の「住所録」を共有して、ついでにメモとかwiki的に集約して… ってこと。ちょっと考えると、とっても便利。
ところが、適当にアクセス制限をつけたり、情報集約をみんなでするようになると、使い方によっては、
学校裏サイト構築システム
になってしまう。「陰口」的情報を集約して、本人にはアクセスや更新を不能にしておく。悪い使い方をすれば、限りなくキモい使い方に出来る。
もちろん、普通の大人はそんなことはしない… と言うか、そこまで他人の噂なんてものは気にしてない。「良識」ある人達の自浄作用もそれなりにあるだろう。でも、「使い方によっては裏なことが出来る」ものは、裏な部分が主になってしまう「相転移」が起きても不思議ではない。
もちろん、「男の子牧場」のパロディサイトがOpenPNEで作られたりしたのを見れば、SNSはそんなものを作ってしまいがちだというのは、不可避な本質的なものであることは事実だ。ここのアクセスログでも、SNSのアドレスがリファラにあったりするのは、なんとなく気持ちが悪い。2ちゃんねるでいろいろ言われることに慣れている私であっても、そうなのだ。
「情報の共有」それ自体は悪いことではないのだが、本人の手の及ばないところで管理され共有されるかも知れないというのは、それ程自意識が強くなくてもあまり気持ちのいいことではないだろう。「情報の共有」「情報のアクセス管理」ということそれ自体は悪くはないのだが、それが「個人情報」である点が問題になる。「就活生のための企業情報共有」みたいなものなら、多少気持ち悪くてもあってもいいんだろうけど。
だから、「男の子牧場」は、「家畜扱いをした」なんてゆーレベル問題ではなくて、「どんな情報を共有して良いか」という類の話なのだ。
私も、はてな日記のアクセスログに、とあるSNSからのリファラが目立つ程度にあったので、そのSNSに飛び込んで一声高く鳴いてみたことがあります。
なんが場が一瞬で凍りついたみたいな感じでしたね。
女性ばかりの職場だと必ず「陰口」というのはあるもので女性特有の物なんでしょうが、そこに目をつけたサービスだったのかもしれないですね。
「陰口」が限定された空間ならまだしも、ネットという広大な領域でやられた日には実生活にも影響が出そうですね。
もはや場の大きさは云々出来ないんじゃないですかねー。人の「会話」のかなりの部分をネットが占めてしまえば、いきなり規模がデカくなるわけですから。
いろんな意味で、我々はまだネットに慣れてないですね。
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