コンビニ

コンビニは偏在している。遍在はしていない。

この近所には、やたらにam/pmが多い。秋葉の中央通りを通ると、同じ側に複数のam/pmを発見すると思う。別に秋葉の中央通りに限らず、am/pmはこの辺には多いような気がする。

逆にないのは7-11だ。一番近いのは「たん清」の近くの新し目のビルにあるもので、それより家に近いところ(会社からでも同じ)にはない。ローソンも一体どこにあるのやら。御徒町の駅のに行く途中にあるのがローソンだったかな。

さらに言えば、家と会社の間にはコンビニはない。今までコンビニは通勤経路にいくつもあるのが当然だと思っていたので、これはかなり不便だ。致命
的なのは、マンガ本の購入と公共料金の支払い。「わざわざ」出掛けなければならない。一番近いところまで直線で200m(もっと?)あるだろうか。と言う
か、家のある台東2丁目にはコンビニがないのだ。3丁目まで行かねばならない。

渋谷に住んでた頃は「毎日同じコンビニに行くのもなぁ」とか言いながら、日替わりでコンビニに行ったものだ。実際チェーンがかぶることに目をつぶ
れば1週間違うコンビニに行けた。ちょっと歩くことをいとわなければ、チェーンをかぶらせることなく行けそうなくらいだった(トークスなんてマイナーコン
ビニもあったからね)。今住んでいるところは住宅街で、渋谷のぁゃιぃ街と違って、住んでいる人も多いはずだから、もっとコンビニがあってもおかしくない
のに。

実は東京で生活して最初に身につけた生活の知恵が、「コンビニを使うこと」だった。「そんなもんあたりまえだ」と言われるだろうが、これには深い
意味がある。これは「コンビニにあるもので生活を組み立てる」ということだ。髭剃りから調味料まで、モノに対するこだわりを捨て、コンビニで調達できるも
のを使うことを基本にする。そうすれば、消耗品がなくなることに泣くことなく、予備在庫を確保する必要なく暮せる。つまり、部屋に保存するものが少なくな
り、部屋が広く使えるのだ。広い住居を確保するのが難しい東京での生活の知恵だ。

ところが、ここ台東2丁目ではこのメソッドが使えない。ここは本当に東京なのだろうか? 一応、下町、江戸のどまんなかのはずなんだが…